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2010.02.27
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カテゴリ:サッカー
 サッカークラブとしての格付けは、インテルよりも、チェルシーのほうが一枚上になる。特AとAクラスの違いといってもよい。負傷者が復帰したチェルシーの布陣は、圧倒的に迫力がある。FWドログバ、アネルカ、カルー、MFバラック、ミケル、ランパード、DFジョンテリー、カルバーリョ、マルダ、イヴァノビッチと並べられると、10億円プレーヤーがぞろぞろ並んでいる。この豪華さに比較すると、インテルは線が細い。今シーズンは、金をかけない補強によって、かなりのメンバーを加えているが、チェルシーに見劣りするのは仕方がない。
 FWはエトーとミリート、MFはスナイデル、カンビアッソ、モッタ、スタンコビッチ、DFはルシオ、マイコンのブラジル組に、サムエルとサネッティのベテランを並べている。この試合の重要性を認識していて、やるべきことを知っているメンバーを並えることは必須の条件になる。インテル攻撃の中心は、小さなオランダ人のスナイデルになる。彼が戦列に加わったおかげで、エトーとミリートの移籍組の長所を生かすことができる。スナイデルほどの熟達者が出場できないレアル・マドリードの戦力の厚さは、やはりすごいというしかない。
 チェルシーのような猛者が相手だと、いつものような攻撃的サッカーを仕掛けることは難しい。あっさりとカウンターをくらって粉砕される。過去数年間、泣かされてきたインテルの弱点になる。セリエA相手のサッカーと、イングランドの強豪相手のサッカーでは、戦略を変化させて戦わねばならない。インテルに百戦錬磨の達人は少ないので、モウリーニョの作戦と指揮がものをいう。守備陣形を深く厚くして、相手の攻撃を封じることから始まり、ボールを奪ったら、一気に前線に飛び出す。インテルは果敢に攻め続けた。それでも、ボールはチェルシーにはじき返されてしまう。
 スナイデルの知恵とミリートの小技が得点を生み出した。スルーされたボールを受け取ると、ミリートはフェイントをかけて一人をかわし、GKの横を狙ってシ正確に打ち込む。こういう緊張した場面で、小技を見せられるミリートは場慣れしている。チェルシーも反撃した。DFイヴァノビッチのお膳立てで、カルーがワンバウンドのシュートを決める。あの位置にバウンドされると、GKはキャッチできない。貴重なアウェイゴールが生まれて、1-1になったことでインテルは不利に立たされ、点を取るしか生き残れなくなる。
 カンビアッソの前に、ボールが2度もこぼれてきたのは偶然だろう。DFに跳ね返ったボールなので、守備陣はタイミングを外されてしまった。ここで、正確に打ち込むことができるかどうかが、選手の能力を決める。一度きりのチャンスをものにできるかは、冷静な判断力も必要になる。GKの位置を見極めてカンビアッソは右隅にゴール決めた。これで2-1になり、インテルに少し余裕が生まれた。しかし、チェルシーが本拠地で1-0で勝てば大逆転になる。チェルシーの熟達者たちは、百も心得ているのであわてない。イングランドの本拠地で、1-0で勝つ方法を熟知している。となると、この戦いの帰結を読むことは難しい。






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Last updated  2010.03.01 14:17:30
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