嘘が当たり前になっている現実
あれよという間に一ヶ月無投稿でした。ところで、昨日と今日の2日にかけて、私が所属する中国拳法グループの稽古会をわが地元で開催しました。ここ数ヶ月仕事関係の研修のついでとかで、数回大阪に練習に行ってたので、ちょっとは成長したのかなと思っていたのですが、なかなか奥が深いものです。こんなに身体の操作方法、それも細かいし、発想が普通と逆だし、だからこそ時間をかけて人生の中でじっくり取り組めるかなと。でも、気づいている方いるかもしれませんけど、テレビや漫画、映画などで格闘や武術のシーンがあるわけですが、実際とはあまりにもかけ離れているという点については自分自身非常に納得がいきません。ああいうふうに映像で見せられると、つい信じてしまうんですよね。でも、実際には見栄えを良くするための、単なる殺陣なわけです。もちろん、スタントマンとか殺陣指導の方などは身体能力も高いだろうし、優秀なんだとは思います。でも、映画がフィクションであることと、そこで表される動作というものが、まったく役に立たない(まったくとは言いすぎでしょうけど)というか、ためにならないというのは、いささかどうかなと思うわけです。ちなみに、スティーブン・セガールというアクション俳優さんいますよね。実は私、彼のデビュー作を観て、合気道を始めました。それまで私が持っていた合気道のイメージを根底から覆してくれましたよ、良い意味で。で、それから数作品は、格闘アクションの内容・・・まあ、技のことですが・・・は最初のイメージが続いてたんですが、ある時期から変わっていったんですね、なんかよくわからなくなった。すごいと思わなくなったんです。なんか、不思議な妙な部分が無くなって、すごく淡白な内容になってしまったと感じて、最近の作品はほとんど観てません。で、ネットを徘徊していたときに見かけたのですが、どうやら一般受けしなかったので出てくる技を変えていったとのこと。ああ、所詮お客商売だものなあ、と思いました。僕達、一定の現実的格闘技術を学びたいと思っている人間にとっては、面白くない。これから武道(とりあえず武術までなくても)を志すかもしれない若者達にとっても、これからの人類の未来にとっても、あまり本物でないものがあたかもそれらしく描かれるということには、あまりうれしい話ではないのでは、と思うのです。お話はここまで。ちなみに、九州の仲間がお土産を持ってきてくれました。銘菓、博多通りもん。激うまでした。