拡散希望がありました。TPPが本当にやばくなってきました。世論の会愛知よりの拡散希望文です。
農家の人、農協の人、農水族の議員、とにかくたくさんの人にこのヤバさを知って欲しいので投稿します。
何がどれだけヤバイって、↓90分かかるけど、この動画見て下さい。><
■「アグリビジネスの巨人"モンサント"の世界戦略」(1'32")
http://www.youtube.com/watch?v=groT_MLZFB8
農林水産省のHPみると、既に
>農林水産省は、遺伝子組換え農作物の隔離ほ場での栽培や、食用又は飼料用のための使用等に関する承認申請(セイヨウナタネ1件、トウモロコシ2件及びワタ1件)を受け、生物多様性影響評価を行いました。
とのことで、
>学識経験者からは、生物多様性への影響がある可能性はないとの意見を得ました。これらの結果に基づいて生物多様性影響が生ずるおそれはないと判断しました。
と承認前提の段階に来てます。
■遺伝子組換えセイヨウナタネ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報の募集(パブリックコメント)について(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/110523.html
でも、上の2009年制作のフランスドキュメンタリー番組で出て来るけど、「生物多様性への影響がある可能性」があることは、繰り返し出て来ます。
そのことに気づいた学者がモンサント社の政治的圧力で研究グループから外されたり、不当なバッシング受けたりして(このへんは原発利権と同じ構造があった)、挙句裁判に持ち込み知的財産権を楯に恫喝していたし、アメリカの最初の認定もモンサント社から何人も認定機関に人が行って、政治的圧力で殆ど検証ないままスタートしてたり、無茶苦茶です。
南米のトウモロコシ地帯でも、インドの綿農家でも、"そんな手まで使うか"って日本人が想像もしない手を使って入り込んで(時には不法に持ち込んで実績作ってから認めざるを得なくしていたり!)、モンサントの種で作った作物からは、翌年の種を取ることを禁じているので、毎年買わなきゃいけないことになって、秘密警察作って農家同士を監視させ、種子を我が物にし、種市場を独占してからは買わざるを得なくなった農民に高い値段で種を売り"奴隷"化する・・・怖ろしいとしかいいようがないです。
そして、後半出て来る南米のとうもろこしの畑では、在来種の隣にモンサント社の遺伝子組換え作物があると、それが花粉で飛んで掛けあって、在来種に影響を及ぼしている話も出てました。
番組を見る限り、「生物多様性に問題はない」なんて全然思えないし、農家が幸せになる技術革新にも思えません。
自分の知る価値観で相手もフェアに紳士的に商売してくれるかと、日本人は性善説で物事を考えがちだけど、世界にはそんな甘っちょろい考えじゃ通用しない猛者がウヨウヨしていることを知らないと守れるものも守れないとつくづく感じます。
農林水産省では、
>これらの遺伝子組換え農作物を農林水産大臣及び環境大臣が承認するに先立って、当該第一種使用規程の内容等について、国民の皆様からご意見を募集します。
とのことで、平成23年6月21日が意見の締め切りだそうです。上のリンク先に詳細があります。
是非、たくさんの人(特に農業に関係する方)に知っていただき、意見を送っていただきたいと思います。
在来種のまま行こうと思っていても、駆逐され、市場にモンサントの種しか流れなくなったら選択の余地はなくなってしまいます。
食を握られるのは、安全保障の面からいっても、本当に怖ろしいことです。
長くなりましたが、危険性を是非知っていただき、お知り合いの方に拡散お願いいたします。