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○●清新JAC●○

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2003.11/3東京都高校駅伝

2003年11月3日(祝)
東京都高校駅伝   昭和記念公園

駅伝には本当に心を動かされる。長距離をやっていて良かったなぁと思う。私自身は代表を争うようなそんなシビアな駅伝を走った事はないが、今日悠希の高校を男女とも応援しながら「すっごいなぁ、みんな頑張っていてすっごいなぁ」と本当に感動してしまった。久我山の結果は男子8位、女子3位だった。男子はエースであるK先輩が故障のため走れず苦しいオーダーとなった。悠希がまかされた区間は4区8.0875キロという長丁場。1区10キロ、3区8.1075キロに次ぐ3番目の長さの区間である。入学してから試合でしっかり走れていない悠希が、こんな大事な区間を走る事を久我山の選手達は納得しているのだろうか・・と心配だった。この前、JACの中学生達の事で監督と電話でお話した時、「悠希には3区か4区をまかせますから」と言われ「あ、いや心配なんですが・・、試合で走れてないし、安定感に欠けるし」とお話をしたのだが「練習では走れているし、誰が見ても8キロ区間は悠希です」と仰っていた。う~~ん・・・そうなのかなぁ・・と思った。悠希だけの事を考えれば、長丁場を経験しておく事は勉強になるのでそれはそれでありがたい事なのだが、3年生の先輩達の事を考えると申し訳なかった。彼らにとっては最後の高校駅伝なのだ。ちょうど悠希は3年生のM先輩からたすきを受け取り、3年生のS先輩に渡すと言う役目になった。卒業して行く3年生に良い位置でたすきリレーをして欲しい、と痛切に私は思っていたし、きっと本人も間違いなくそう思っていたに違いないのだ。結果としては8位で貰ったたすきを10位で渡す事になってしまった。後ろから保善の福島君が来て抜いて行った。悔しかっただろうと思うが「今の自分にできる精一杯の走りはしたつもり」と悠希は言っていた。7区アンカーの3年生のM先輩が8位で最後の直線に入って来て、必死の形相でゴールを駆け抜けた時、前にも後ろにも選手がいない状態なのに一生懸命に全力でゴールテープを目指したその姿、その顔を見て悠希は溢れる涙を押さえる事ができなかったそうだ。「すっげぇ一生懸命に走っていて、顔も一生懸命で、その顔を見ていたら泣けた」そうだ。そうだよ、それこそがみんなで頑張るってことなんだと思う。駅伝は自分だけじゃない。だから私も駅伝が好きなんだ。
久我山の女子も本当に良く頑張って3位になった。男子が8位という、この高校にしては不甲斐ない(私はそうは思わないが)成績に終わり凹んでいたので、本当に良く頑張った3位の女子は思いっ切り喜ぶ事ができなかったようだ。聞けば、久我山男子は現監督が就任してから20年以上になるそうだが、関東駅伝に行けなかった事は一度もなかったのだそうだ。今年は行けなくなってしまった・・・。女子コーチのN先生とお話をしたが「目標が3位でその通りの結果を残してくれた。本当にこの子たちは・・・(凄い)。」と仰っていた。3位は素晴らしい成績だった。おめでとうございます!関東高校駅伝は男子の分も今日の勢いで頑張って来てください。
高校駅伝の結果 
男子:1位東京実業、2位駒澤大高、3位正則学園、4位大東大一、5位堀越、6位早実、7位保善、8位久我山
女子:1位順天、2位八王子、3位久我山、4位堀越だったかな。
男子の1位と2位は壮絶なアンカー勝負となって東京実業が勝った。アンカーへは東京実業がトップでタスキを渡したが、その後駒澤が追いつき抜いた。ゴール地点では「トップはゴールまで残り1キロ地点を駒澤大高が先頭で通過」と放送され、駒澤関係者から歓声が上がっていた。が、それから東京実業が再逆転してゴールへ飛び込むという凄さだった。


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