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この本は2004年1月に発行されました。
著者の速水融(はやみあきら)氏は1929年生まれ、小嶋美代子さんは生年不詳です。 本のタイトルにある「デモグラフィ」とは、出生・死亡・移動などの人口統計全体、あるいは人口の研究を指す言葉とのこと。 「デモクラシィ」とは異なります。 以下に【この本からの引用】と【征野の感想】を書いてみます。 【この本からの引用】 人間とウイルスの戦いは、宇宙人との戦いにも似た、いわば「未知との遭遇」で、負ければ人類は滅亡するかもしれない。それに比べれば、人間どうしの戦いは何とも愚行としかいいようがなく、イラク戦争の戦費ほどのお金をウイルス対策に向けることができたら、人類の不安は多少なりとも軽減されるに違いない。 【征野の感想】 この本の脱稿は2003年11月頃のようですが、この年の春にイラク戦争がありました。 また当時はSARS(サーズ/重症急性呼吸器症候群)が流行していたようです。 人間どうしの戦いを「愚行」とバッサリと切り捨て、爽快にさせてくれます。 【この本からの引用】 インフルエンザ・ウイルスによる流行性感冒が、なぜスペイン・インフルエンザと呼ばれたのかというと、戦時にあって、参戦国はどこも多大な戦病死者の存在、あるいは国内における流行を公表せず、ひとり中立国であったスペインにおける流行が広く喧伝されたからである。 【征野の感想】 この本ではスペイン・インフルエンザと書かれていますが、「スペイン風邪」のことです。 スペイン風邪の発生源は定かではないが、スペインが発生源ではないことは確からしいです。 1918〜1919年にかけて大流行し、世界人口の50%が感染したというのだから驚く。 死者数は4000〜5000万人と言われています。 日本では当時の人口5500万人に対し39万人が死亡。 有名な人物では、島村抱月や野口シカ(英世の母)が亡くなっています。 【この本からの引用】 電灯の一般家庭への普及は、庶民生活に非常に大きな影響を与えた。 【征野の感想】 電灯が都市部の家庭で用いられるようになったのは、大正時代のことです。 この影響の一つに出生率の低下が挙げられます。 何やら、電灯のもとで雑誌や書籍を読むことができたし、夜なべ仕事も容易になったとのこと。 そして断定はできないが、夜の生活パターンの変化のため、電灯の普及と出生率の低下は関連があるようだとのこと。 日本だけではなく他国の出生率低下例も挙げているが、確かに関連があるようにも思えます。 意外なところに影響がでるものです。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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