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2009/12/26
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カテゴリ:石油・石炭製品
来年に経営統合する石油元売り最大手の新日本石油と、新日鉱ホールディングス(HD)は25日、両社の精製能力を2割強減らし、1千人規模の配置転換・人員削減に踏み切るコスト削減策を発表した。ガソリンスタンド(GS)や製品のブランドは新日石の「ENEOS(エネオス)」に統一する。石油製品の販売不振が続くなか、業界他社も過剰設備の統廃合などを迫られる。
     
 「厳しい経営環境のなか、先んじて精製能力を減らす」。新日石の平井茂雄常務は同日の会見でそう話した。

 コスト削減策の柱は、精製能力の22%減だ。両社は2011年3月末までに、昨年末現在で日量179万バレルあった石油精製能力を同40万バレル分減らす。

 新日石はすでに富山製油所(富山市)を廃止。岡山県の水島コンビナートでは、両社がそれぞれ持つ製油所を一体運営。新日石の精製設備2基のうち、減産のために停止していた1基を事実上、廃止する。このほか、新日石の根岸(横浜市)や大分(大分市)、新日鉱HD側の鹿島(茨城県)で精製能力を一部減らす。

 これに伴い両社は、精製や販売などの部門で働く従業員計8千人のうち、約1千人について、ほかの部門への異動や、早期退職の募集を検討する。両社の支店は全国に計20あり、多くが重複するため、10支店に統合する。

 ブランドをエネオスに統一するのは、GSが新日鉱HD系の「JOMO(ジョモ)」(3269カ所)の約3倍にあたる9745カ所あるからだ。看板などを取り換える費用をできるだけ抑える。

 燃料油の国内販売量は、景気低迷や車離れなどで08年度まで6年続けて縮み、02年度実績と比べると17%減った。これまで石油元売り各社は、国内で販売が落ち込んだ軽油や重油を中心に輸出に振り向けてきた。しかし、昨秋のリーマン・ショックで世界的な需要の急減に見舞われた。採算は悪化したが、在庫が積み上がれば値崩れを招くので輸出を続ける悪循環に陥っている。精製能力全体の3割が過剰と言われ、廃棄は避けられない状況になっていた。

 石油精製は、設備の稼働率が収益に直結する。新日石と新日鉱HDは、残した設備の稼働率が70%台から80%台半ばに改善し、年間140億円のコスト削減を見込めるという。稼働率の低い製油所を抱える元売りは不利になるため、精製能力の削減が緊急の課題となる。出光興産や昭和シェル石油などがコスト競争の激化を見越して、削減を視野に入れた検討を始めているとされる。(朝日新聞より 諏訪和仁)


【上記の感想】

元売りは、まだまだ設備過剰か。
新日石と新日鉱HDの経営判断では、統合により2割強の精製能力を減らすという。
自動車の低燃費化の流れから容易に想像できるが、今後も需要が増すことはないだろう。

数十年後にも強い企業として生き残るとすれば、別の稼げる部門を育てていかなければならない。
それが何かはまだはっきりとは見えない。









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Last updated  2009/12/26 03:44:13 PM
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