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ひとり日和
同書は第136回芥川賞作品。 おばあさんの家に居候している女の子の日常を描いている。 最近は、同世代の作家の活躍がめまぐるしい。 10代のもどかしさを表現しているという点では、綿矢りさに作風が似ている。 しかし、私はこの作品に物足りなさを感じずにはいられない。 彼女は自己の内面を掘り下げることで、10代特有の感情を表現しようとしているが、残念ながら自分探しのレベルで終わってしまっている。 もっと徹底的にあるいは破壊的に自己を追求すれば、違った作品が描けるのではないだろうか。 同世代では、金原ひとみや平野啓一郎にはその才能があるが、残念ながら青山七恵や綿矢りさはまだそのレベルには達していない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.26 10:24:01
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