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テーマ:旅のあれこれ(10090)
カテゴリ:ユーロ2008スイス観戦記
スイス滞在最終日となる9日はジュネーブからモン・ブラン山頂を見るために
シャモニ・モン・ブランに向かった。 8時30分にジュネーブを出発し、バスで1時間半。 バス代は108スイスフラン(約1万円)だが、スイスフランがなくなったため、 ユーロ払いで72ユーロだった。 ジュネーブではアルプスを感じることはできなったが、シャモニに近づくに 連れて雪の残った3千メートル級の山々が次々と姿を現した。 ![]() モン・ブランを間近で見るためにシャモニからアギーユ・デュ・ミディまで ロープウェイで向かった。 ロープウェイに乗っている時間は約20分ほどだったが、標高は一挙に 4千メートル近くまで上昇する。 ![]() 一瞬にしてシャモニの町が小さくなる。 箱根のロープウェイも凄いが、眼下に見渡す光景はそれ以上である。 ![]() 見映えという点で晴れ間の写真を並べているが、実際に青空を見せた のはほんの一瞬でずっと靄(もや)がかかって天候は良くなかった。 ![]() せっかくここまで上って来たのにこんな天候ではと少しガッカリ。 最初はモン・ブラン山頂どころか目の前数メートルでも見通すことが できなかった。 ![]() アギーユ・デュ・ミディの最高地点に到達。 実に標高3,842メートルで、自身としても人生で一番高いところに 上りついた。 高山病の話を聞いていたが、頭痛とか吐き気とかはなかった。 しかし、少し歩き急ぐと一瞬、めまいの感覚に襲われる。 自分はアスリートではないので南米ボリビアの高地でサッカーができる、 できないかについて論じることはできないが、素人が普通にプレーする のは難しいと思う。 天候が悪い中、モン・ブラン山頂の姿が現れるのをひたすら待った。 雲の流れを見ても良くなる気配はない。 ![]() 3時間ひたすら待った。 この後、ハイキングを予定していたが、モン・ブラン山頂を見るために それも中止した。 上の写真はその3時間で最も天候が良くなった瞬間。 本来は中央の岩肌の少し上の部分に真白なモン・ブランの山頂が 見えるはずだった。 残念ながら最後までその姿を見ることはできなかった。 途中、目の錯覚で見えたような、いや自分の中では見えたと自分に 言い聞かせている。あれだけじっと待ったから・・・。 それでも、ちょっとした雲の動きで見渡す景色が一瞬にして変わるのに 感動した。自然が作り出す素晴らしい芸術である。 そういえば、スイス=アルプスというイメージを体感できたのがフランスの 地であったのに気付いたのは帰りのバスの中だった。 18時にジュネーブに戻った。 スイス最後の夜だからファン・ゾーン(パブリック・ビューイング)に行って、 フランス対ルーマニア、イタリア対オランダを観戦した。 イタリアがあんなにも簡単に失点するとは思ってなかった。 ファン・ゾーンに駆け付けたイタリア・サポーターのガックリした姿は 印象的だった。 これで、束の間のスイスの旅は終了。 日本に戻ってユーロの続きを見るとする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 12, 2008 08:24:13 PM
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