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カテゴリ:経営日記
またまた友人の弁理士との議論は続くのだけど,彼は「第2戦略」として次の様にまとめている(第1戦略は,大企業の入ってこないほんとのニッチ市場で勝つ戦略). 提携先も含めたグループとして大企業に対抗できる事業体(=企業ネットワーク)を作り上げれば、大きな市場でも戦えるわけですが、そこで問題になってくるのがその中での中小企業の位置取りです。これが他社でも代替可能な存在であれば、いつはじき出されてもおかしくない。強いグループのメンバーとなり、メンバーであり続けるためには、やはり独自の付加価値を提供できなければならないし、その独自性を継続的に維持できなければならないということになると思います。 そう,つまり「独自性」を持ち,更にそれを「継続的に維持する」ことを武器にして,大企業ともネットワークを組んで,大きな普遍的な市場において戦おうとする戦略だ. 強い相手がいないニッチで満足するか(=第1戦略.ニッチはニッチだし,いつ消えるかも知れない),独自性を生かして強い相手と組んで大きな市場を相手にするか(=第2戦略.大企業にはない独自性を発揮し続けなければならない)ということになる. 当社の場合,もちろん他社と組んだり大企業と組んだりもしているから戦略2の要素は多分にあるのだけど,やはり実際の当社の市場を見ていると戦略1に当たるのだろう. つまりもっと解説すると,戦略2の手法を使いながら(=独自性を発揮することで大企業や他の企業とも組んだりしながら),相手にしているのは実はほんとのニッチ市場,つまり戦略1を取るという手堅い(?)ビジネスをしているということだ. 当社がこれから成長していくには,戦略2の手法で戦略2の市場,つまり普遍的な市場を狙っていく必要がある.経営のかじ取りをしながら,着実に力をつけないとはじき出されてしまうからハードルが高い. これからも精進して社会に役に立てるよう,がんばっていこうと思います. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 2, 2009 11:42:07 PM
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