カテゴリ:例会情報
シェイクスピアの悲劇は筋がもうわかっているので舞台に集中しやすい。
それは逆に言えば、舞台への目も厳しくなるのかもしれない。 勝手な感想を言わせてもらうと、 せっかく息子(平岳大)をイアーゴー役にするなら、イアーゴーがオセロー(平幹二朗)を嫉妬に駆り立てていくところを、もっとオセローの内面の声の如くやっても良かった気がする。 イアーゴーは実はオセローの中にいるもう一人のオセローで、自分のコンプレックスからくる嫉妬の感情(イアーゴー)に自ら屈していくような感じがもっと出ても良かった気がするのだ。 舞台装置や、音響効果(私のところでは少し音が大きすぎたが)などはまずまずだったので、もうひとひねり欲しかった、というよりまだ未消化な部分があったと言うべきかも知れない。 でも久し振りのシェークスピア。 こういうのは年の終わり、12月に観たいものであった。 平岳大君はかっこよかったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月23日 18時57分01秒
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