カテゴリ:表現規制とかそんなの
ゲーム脳のせいで、、、、 中学一年生さん
うちの親は、ゲーム脳 ゲーム脳と言って僕からゲームを取り去ってしまいました。 ゲーム脳について知識を集めて見返してやりたいです。治療法などを教えてくださると助かります。中一の、こんな些細な問題ですが、検討してくれる方がいるとうれしいです、お願いします。(2007.01.04 18:06:37) ↑この中学一年生さんのコメントに対するお返事をします。 まず了解しておいて欲しいことがあるんだけど、僕は、こういう直接的なカタチでヨソのおうちのことに関係したくないのです。 なぜなら、それは無責任なことだからです。 だから、どのようなケースにでも対応できる、『「ゲーム脳」問題の解決法・家庭向け』みたいなものを紹介できればよかったのですが、あいにくそういう便利なものもございません。 僕は、中学一年生さんの「見返してやりたい」という言葉が気にかかります。 見返してやりたい、という感情は「復讐したい」ということであり、その気持ちのままでは、お母さんにあなたの気持ちは伝わりません。 真っ正面から衝突して、言い合いになるだけです。他人の誰がアドバイスしたところで、状況が改善することは、ちょっと難しいのです。 ですから、ここで僕が書くことは、中学一年生さんの「見返してやりたい」という気持ちが変わらない限り、意味がないということになります。 ここは大事なので、よく飲み込んでください。 確認したいのですが、お母さんの気持ちに対して、あなたのゲームのプレイっぷりが非常に強かった場合、ゲームを取り上げられるのは珍しいこっちゃないです。 僕も、ゲームのしすぎでファミコンを隠されたことがあります(ファミコンという任天堂のゲーム機があったんです)。 親御さんというのは、いつだって子供に勉強して欲しいし、「いい子」であって欲しいとおもうもので、子供ってのはいつだってサボりたいし遊びたいです。 ですから、お母さんとお子さん(中学一年生さん)の気持ちが真正面からぶつかっている限り、ゲームが取り上げられたあとは、ケータイやパソコン、マンガが取り上げられるということになるでしょう。 キリが無いんです。 静かに話し合って、わかってもらうしかありません。 乱暴な言葉や大きな声を出した時点で「キレた」と思われ、そうなると「ゲーム脳」の罠におちいります。「ゲームしてたからキレた」と思われてしまうかもしれませんからね。 で、中学一年生さんが、たまにしかゲームをしてなくてもゲームを取り上げられちゃってたのでしたら…困りましたね。 ゲーム脳というのは、「写真を撮られたら魂が抜かれる」という江戸時代の迷信と同じようなものなんですが、週刊誌やテレビは、その迷信をほんとうのように流します。科学の世界では相手にされてない迷信なんですが、そういうことは週刊誌やテレビではあまり見られないのです。 (もしあなたが島根の人だったら、森昭雄という人の講演をお母さんや知り合いの人が聞いたのかもしれませんね) しかし、こういうことを、「見返してやりたい」気持ちのままの中学一年生さんが言ってもしかたがありません。 ぶっちゃけ、ゲームを取り上げられた当人がどのような資料を集めても、聞いてもらって理解してもらうのは難しいです。 こういうことが一気に解決するのは、まれです。 時間がかかることです。 スタートは、あなたとお母さんの間に、丁寧で穏やかな話し合いが成立することです。 そのためには、あなたがお母さんの気持ちを想像して、お母さんと明るく話しやすいムードを作ることができるかどうか、っつーことになります。 ちなみに、こういうことが超うまい人は「有能な政治家」や「名監督」や「すげえ社長」だったりします。どうでもいいですが。 んじゃ、ゆっくり焦らず。 けっして「見返してやろう」と考えないように。それは解決とは逆方向です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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