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せんだって日記

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2007.04.16
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 せんだってっていうか、つまりゴールデンウィークなんだけど、バイオエタノール混合ガソリンの販売が始まったってニュースがありましたね。
 地球温暖化だ、エコだ、大変だ、環境だ、うおおおおお、なんていう薄ら寒いブームの昨今なんですが。
 バイオエタノールの怪しさについてはもうけっこう有名で、材料の植物が光合成で大きくなる過程でCO2を吸収しているから、プラスマイナスゼロで相殺できると。まあそういう理由で「環境にやさしい」ってなことを言われているわけですよね。
 んで、そりゃ欺瞞だろと、言われてたりするわけです。
 燃料植物が売れるってんで、またぞろブラジルあたりのジャングルが切り拓かれたりしちゃったりして。

 んで、この「化石燃料を掘り出して使うんでなくて植物だから、CO2の排出量は相殺できる」っていうストレンジな考え方は、たぶん京都議定書以来のもんだと思うんだけど、違うかしら。
 あの議定書の時の新発明って「排出権取引」だと思ってるんだけど。
 各国で、温室効果ガスの排出量の上限が決まってて、でも、工業が未発達だからマックスまで排出できない途上国とかが、排出したくてたまらない先進国にそのワクを金で売ることができるっていう。
 金の匂いがプンプンするよね。

 で、私はたまたまバイオエタノール燃料国内販売開始ニュースの前に以下のサイトを読んでた。
 
「不都合な真実を不都合でなくするために(1)」
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070201-01-0901.html


「不都合な真実を不都合でなくするために(2)」
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20070201-02-0901.html

 私が気になったのは↓この部分。

福山:まずアメリカですが、アメリカは一方ではブッシュ政権が京都議定書から離脱をし、石油利権の中でイラク戦争が起きています。他方、ワシントンでは、CCAPという90年前後にノックスの法案の削減の仕組みを考え、京都議定書の排出権取引や京都メカニズムなどの仕組みのアイデアを出したシンクタンクがあります。その代表に会うと、京都議定書には中国とインドは入っていないし、表向きは拒否していますが、「中国からインドからも引っ張りだこ」だと言います。
 京都議定書に書かれているシステムがアメリカから輸出されて世界の仕組みになろうとしているんです。ここがアメリカの懐の深いところ、面白いところだと感じました。
--中略--
日本は「アメリカが議定書を離脱しているから日本はコミットしにくい」と言っていると、アメリカとEUに国際的ルールを作られて排出権取引で乗り遅れるおそれがあります。省エネの技術でも「日本は世界のトップランナー」と通産省は20年くらい言っていますが、ドイツに比べるともはや日本はトップランナーではないという数字が出ています。日本では歴史の時間が止まっている。


 ゴアの根回し映画『不都合な真実』は、この辺踏まえて観るべきなんだろうね。

 んで、一方、こういうサイトの情報もあって。

YAMAGATA Hiroo Official Japanese Page
The Economist セレクション
再生可能エネルギーは補助金次第のバブル
http://cruel.org/economist/economistnewenergy.html


 私が面白かったのは、山形おにいさまの解説。

  それともう一つ、この記事の付随記事として出ているんだけれど、カリフォルニアではこの 2 年で太陽電池の値段が 50% 上がったそうな。生産が増えないのに、変な免税措置で需要が急騰したんだからあたりまえだ。そうやって価格をゆがめるのがいいことかどうか。途上国の地方電化は太陽光に頼ることが多いんだけれど、これでそれが遅れないといいなあ。カリフォルニア人がグリーンなポーズをするために電化が遅れるアフリカの村が出るなんてのは、あまりいい構図じゃないし。


 で、人が環境問題を憂う時、それが本当に目標に適っているかどうかは問題ではなく、エコっぽいかどうかだけで動くってことが、以下の記事でもわかって。

「古紙100%再生紙は環境にやさしい」はウソでした
http://www.j-cast.com/2007/04/28007268.html

 温暖化とか森林伐採にアゲインストしているかのように見えて、実はまったく逆なんだけど、なにしろエコでチームマイナス6%で環境省でワッショイなのでそれがよく見えないまま何年も走ってきて、ここまで来ちゃった。

 で、この本。


 この本はこの本でちょっと気をつけて読みたいのですけれども、それはそれとして恥ずかしかったのが「北極の氷が溶けても海面は上昇するはずがない」という件で。
 北極の氷は水に浮いているから、【アルキメデスの原理】つまりハダカで「エウレカ」って走り出したという伝説のアレで、海面上昇とは無関係という。
 いやコレ、温暖化が騒がれ始めたころ、私も「南極はともかく北極の氷は関係ねえだろ」と思った記憶があるんだけど、いつのまにか「温暖化したら大変だから高いとこに住もう」と思ってた。どっかで道を間違えた。
 恥ずかしい。
 学校の勉強は社会に出ても役立つキャンペーン実施中なのに、アルキメデスの原理なんて中学理科レベルじゃないですか。
 いやまあ、北極の氷が溶けてたら、とっくにグリーンランドの氷も溶けててそれはそれでマズくて、それ以前に海水の濃度が変わったらよろしくないことが起こるなんて話もあるんで、簡単に考えられないことがらがいろいろあるんですが。

 んで。
 話は唐突にバイオエタノールに戻るんですが、あれはCO2排出の実際の値はともかく、人心に対してはエコに貢献しているという免罪符として働き、つまり人はバイオエタノールによってアメ車のアクセルをがっつり踏むことに心理的抵抗が無くなる。
 アメリカの自動車メーカーは、トヨタやホンダと比べて、かわいそうなくらいハイブリッドエンジンの開発が遅れている。
 つまり、バイオエタノールと排出権取引のセットは、穀物メジャーや石油業界だけじゃなく、アメリカのビッグスリーにとってもサイコーな助け船で。

 悪魔的な発明だと思ったね。バイオエタノールってのは。


 果たして温暖化ってそんなにヤベぇかっていうと、私はよくわかんなくなってて、素人考えでアレですが、このまま5~600年くらい温暖化すれば、少なくとも砂漠は森になるのではないか。そしてそれに比例するカタチで、諸問題もまあそれなりに落とし所に落ちてるのではないか。

 どうもこう、環境問題に対する国家間のアクションはむしろ経済の方向を向いているわけで、温暖化だのなんだのってのは、実はそんなに切迫した問題ではないのではないだろうかとさえ思う。
 人間の活動で温暖化はしているけど。

 あと最近気になるのは、テレビで環境問題を取上げる様子の変化で。
 NEWS ZEROや報道ステーションで、キャスターが世界各地の異常気象をレポートして、温暖化だ環境だって不安を煽ってるのが増えてる。『MYエコロ』なんていう温暖化番組もある。
 うさんくさい。古館の言う「地球からの警告」とか、聞きたくない。
 そんな中でひとり気を吐く『環境野郎Dチーム』には、非常に期待している。





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最終更新日  2007.05.15 01:38:45
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