東ロボプロジェクトで見えてきたもの
ロボットは東大に合格できるか? そんな命題を掲げて取り組んできたのが国立情報学研究所の新井教授新井教授 posted by (C)acb その問題意識たっぷりの記事が30日の日経に掲載されて・・・私も興味深く読ませていただきました。 ロボットが人間を超える日をシンギュラリティといいそれは どんどん近づいてきていると言われています 10~20年後には ホワイトカラーの仕事のかなりの部分がAIやロボットに置き換わる・・・と言われてもピンとこないかも知れませんが現にエストニアではサイバー政府のおかげで税理士 公認会計士はいなくなっているんです。 資金ではグーグルのAI碁が人間のチャンピオンを破って話題になりました。 まだこれはゲームの世界・・・と思っている人も多いのかも知れませんが将棋やチェスに比べて格段に打ち手の数が多く 計算量も多くて当面直感力のないロボットは人間に勝てない・・・って言われていたのにそのロボットが良さそうな手を絞り込むという芸当を手にしたんです。 さてこの「ロボットは東大に合格できるか?」プロジェクトの目的はホワイトカラーの仕事が今後どのような形でロボットにとってかわるのか探るため AIが台頭する世界で失業を増やさず 役割分担するには人間はAIに不得意な言語能力や論理展開といった部分の能力を高めるしかない・・・というわけなんですが その過程で なんと学生さんの読解力が予想以上に低くて教科書がちゃんと読めていないことが分かってきた・・・って言うんです。ポチッ!っと応援お願いします。Facebookの いいね! のノリでこの文字列の上をクリック お願いします 東ロボは結果的に上位2割の成績で東大に合格する力を証明したのですがAIが人並みに賢くなったのか?といえば それは違うと新井さんはおっしゃいます 確かに計算や暗記は良くできるが 言語能力は極めて低く単語の羅列で理解し 単語の羅列で文章を作る・・・と 世界史の記述問題では意味不明の文章も多かったっていうんですがこれでも学生の平均を上回っちゃった・・・っていうんです その原因は人も相当おかしな文章しか書けないから・・・これには関係者一同ショックを隠せないということ。 新井さんは まだデーター分析中ながら ほぼ半分の中学生は教科書をちゃんと読めていないのではないか・・・と推測していますがこれは私にも心当たりがあるんです 読解力が落ちている posted by (C)acb 最近入社してくる学生さんは新聞はおろか本もあまり読んでいません 家で新聞を定期購読しなくなって 親だって活字離れ天竜精機の社員も 10年前から新聞を読んでもらうように働きかけていますが身についた人はほんの数人ですからね 誰だって練習しなかったらうまく行かない中で 家に新聞も本もないテレビだってお笑いしか見ない・・・というのでは 論理展開なんて難しくて AIの不得意な部分にしか残らない将来の仕事を担うのがそもそも困難なですね。 実は娘に新聞記事を要約するように トレーニングを繰り返したことがあるのですが新聞を読まないんじゃなく“読めない”っていう事を知ってびっくりしたことがあってその時の記憶がよみがえっていた念いですよ。 ←このバナーをポチッ!っと応援クリックしてくださいね。人気ブログランキングでの順位に反映されます。