いい会社ってどんなだろう

　どんな記事にしようかな・・・と　そんなことを考えながら
NHK　プロフェッショナルを見ていました。
そこで出会った言葉は　私にとっても共通する言葉のように思えます。

　清水商業　サッカー部監督の大瀧雅良先生が　今日のプロフェショナル
日本代表の　小野　川口　田中の恩師でもあります。

　何よりも　特徴的なことは　教えることよりも　自分自身に考えさせること

　若い頃は　新しい戦術などを　がんがん教え込んだようなのですが
優秀な選手がいながら　結果がついていません。
選手自身の自主性を生かすことによって　次第に上位に来るわけですが・・・

　“夢の1ページ”まで後どのくらい？
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　その　選手自身に考えさせる場面が　いくつか出てきます。
「どうして　君は　そこにいるんだ」　「どうして　お前らは　注意をしないんだ」
答えは言わないんです。
徹底的に考えさせます。
“自分で考えたことだけが　自分のものになる”強烈な信念が　
常に形になっているのです。

　これは　サッカーに限らず　授業でも生きています。
テーマに対して　分かった生徒を先生にして　その他の生徒は聞きにいく・・・
出来そうで　出来ないやり方かもしれません。

　実は　最近　会社の中での改善事例を　若い社員に教えて　彼を先生にして
数人に教えさせる　という方法をとり始めたばかりだったので
内容こそ違うものの　勇気付けられながら引き込まれてゆきました。

　
　ただ　一方では　ルールやモラルに対しては大変厳しい方でもあります。
革靴を　かかとを踏みつぶして履いている生徒を見つけ　そんなんじゃだめなんだ
と　その子がへこむだろうと思うほどの叱り方です。

　生徒も　“先生のこと大好き”という表情を見せながらも　眼をあわせられない
とまで言っていました。

　この辺りに　譲れないことと　自主性に任せるところの切り分けが見られます。
もっとも　ルールに厳しい姿があってこそ　任された生徒が一生懸命考えるんでしょう。

　もう一つ　印象的なのは　彼が　“このやり方でいいかな”と確信した時のこと。
全国大会決勝戦の前夜　“ここまで来た　自分たちはすごいんだ”と　選手に語り
両親に電話させたというのです。

　司会者まで　目に涙していましたが・・・　しばらく声に詰まりながら　
子供たちが　泣きながら両親にお礼を言っている姿を見て　“良かった”
そう思ったというのです。

　川口選手が　フランス大会の予選で　いっぱいいっぱいになったとき
“そのレベルで悩めるって　すごいことだ”という思いを　「自分や　仲間を信じて
思い通りにやれ！」というメッセージで励ましていますが
これが　見事に　川口選手に伝わっているところを見て
人を育てるって　こういうことなんだ・・・と　決して具体的ではないにせよ
そう感じてしまいました。

　普段の生徒との会話　生徒の反発　それを見守る先生　　言葉と　映像で
迫ってきます。　
この　編集も　プロの仕事　・・・　ますますファンになっちゃいました。

　
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