いい会社ってどんなだろう

　いつだったか　単身赴任のＹＨさんのブログ記事に
自分が社員に貸した本が　社員の間を回っているって書いてありました。

　実はちょうどそのとき　その中にある本を読んでいたんです。

　そうしたら磯輪さんのブログにも登場
この本って相当な人気なのかも・・・・



　「日本でいちばん大切にしたい会社」
中小企業研究者の　坂本光司さんがお書きになった本なのですが・・・



　社会の役に立ち　地域の役に立ち　そして社員にとってかけがいのない会社が
いくつか紹介されています。

　実は　その中に　この伊那谷の企業　伊那食品があるんです。

　伊那谷出身の学生さんにとって　おそらく就職希望Ｎｏ１は
この会社に違いないって感じさせられるのは　合同説明会

　先日　伊那で開催された合同説明会の際は　常時
20人くらいの学生さんに対して説明していました

　その説明の順番を待つ学生さんが　ずっと列を作ってるっていう状況
上場しているわけではないのに　すごい人気なんです。



　会長の塚越さんとは　何度かお目にかかったことがあるのですが・・・・
「いい会社を作りましょう」って言う本も売れ
会社も　いい会社としてあちこちに登場するようになって
いまや注目の人・・・いつだったか日経ビジネスの巻頭を飾ったんです。

　他人の会議中でも割り込んできて司会者とゴルフの話を始めちゃう・・・
ちょっとわがままな人ではありますが・・・
まあ　トヨタの役員もわがままではありましたから・・・・って


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　この本の最初のほうに　坂本さんの会社観が述べられているのですが・・・

・ 会社は株主や経営者のものではない
・ 第一の目的は社員やその家族を大事にすることだ
・ 地域社会に貢献すべきだ
・ 業績アップより存続することが素晴らしい　
総じて経営者はもっと社会のために働くべきだと・・・
さらには　今の経営者は分かっていないとお叱りを受けちゃいました

　会社は公器だっていうのは　今確かにそう感じてることなんです。
誰でも社長になれる環境を！って考えているし　そう公言もしています
でも・・・実は経済人以外から言われると素直になれない部分もあるんです
特に　社会のためにっていう部分は・・・

　例えば稲盛さんのように　自分が会社経営した人に言われれば納得するのですが・・・ね！

　経済的負担のない人から言われると・・・・○×△□％・・・・

　あの松下さんだって　企業規模1000人くらいの時には　外車を乗り回して
得意になってたって言うんですから・・・・
そういう不純な動機の起業だっていいじゃないかとも思っちゃう
雇用には貢献しますからね。



　だって　けっこうしんどいんですよ
不況下でのプレッシャー　もしものとき　経営者には失業補償なんて
まったくない・・・会社の借金の個人補償はする・・・

　家族にかける心労も　慣れるまでは大変なんですから・・・

　経済的に負担しながらやめる自由もない・・・・
ネガティブに見ればそういう存在でもあるなぁ・・・って時々・・・


　まあ・・・天邪鬼って言うことなのですが・・・
なんたって　成長の場としての会社作りに励んでいるわけですからね。


　かなり横道にそれちゃいましたが・・・・

　この本の中には　身障者70％の会社とか　
日本でいちばん辺鄙な場所にありながら　世界中からお客様がやってくる会社
なんていうのも紹介されていて・・・

　まさに地域の宝になっている会社ばかり・・・

　先ほどの伊那食品だって47期連続増収増益の裏には
「遠くを図る」経営者の強い意志があるんです



　それぞれの会社がそんな存在になるいきさつが紹介されていて・・・
その社長の考え方が次第に成長していくのが分かるんです

　こういう考え方になれたら素晴らしいなぁ

　そしてそれぞれ感動する経営を実践していらっしゃる・・・
まさに　残したい会社たちですよ。



　ＹＨさんの部下が　借りた本をまわし読みしちゃう気持ち・・・・
分かっちゃいますよ。

　
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