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今朝 5時半ごろから鳴きだしたウグイスに起こされました。 随分上手になっていい声ですよ もっとも 本人にしたら これが恋の試練でもあるわけですね。 おかげで思いがけず早起き! 背かくですから ちょっと足を伸ばして歩いてきました。 この時間帯の山はきれいですからね。 どうしてもカメラがそちらに向いてしまいますよ。 南アルプスは こんな感じです。 随分 日の出が北に移ったって感じるのですが・・・ さて・・・今日は今まで書かなかった中身にしてみようかと・・ トヨタ時代どんな仕事をしてきたのか? あまり話さないのですが・・・・ 25年にいた会社でのこと・・・自分のルーツに触れるのも良いかなって・・・ まずはトヨタにいた頃 それまで何十年も同じ生産体制を続けてきた工場を 担当した時の思い出です。 そここそ トヨタ生産方式発祥の地 本社工場なのですが・・・ そこの第4機械課は歯車製造の拠点。 当時歯車を加工する機械は アメリカのグリーソン社の機械と 相場が決まっていました。 この機械がずっと変わっていないことで 生産のやり方は おそらく30年以上は変わっていなかったんじゃないでしょうか ここで歯車の作り方ですが・・・・ 素材を削りだして歯車加工までした後(焼き前工程) 浸炭路という熱処理炉に入れて 約11時間・・・・表面だけを硬くするんです。 その歯車を 今度は組み合わせて間に砥粒を入れてまわすことで お互いが削れ 滑らかな1セットの歯車を作る(焼き後工程) 大まかにはそういう工程で 自動車の差動ギア デファレンシャルギアを作っていたのですが・・・・ トヨタ自動車のものづくりは 基本的には一個流し・・・ 一台づつ作っていくのですが・・・・11時間もかかる処理工程がありますから ここには1種類60個を単位にして流し込んでいたんです。 何しろ機械はグリーソン 一個づつ歯車を変えるのは現実的じゃない どうせ60本揃わなきゃ 焼入れできないんですから・・・ まあ・・・いらなくても60本は作っちゃう・・・と そんなモノづくり、沈滞したモノづくりだったんです。 バナーかこの文字の上をポチッ!っと応援お願いします。 このブログの順位が分かります やり方が変わらない工場っていうのは なんとなくマンネリになって 「これで良いじゃないか」っていう考えが支配した場所になってしまいます。 第4機械かもご他聞にもれず そんな工場。 トヨタでは 生産効率によって工場をランキング その順位に従って 有る程度の給与差をつけていたのですが・・・・ 担当したときは 機械工場42部署中42位・・・つまりは最下位・・・ 「何とかしようじゃないか」と言うと・・・・ 「課長! そんなことしなくたって 2時間残業したら同じですから・・・」って 今話すと 「トヨタにもそんなところがあるんですか?」って聞かれちゃいますが・・・ 誰からも注目されなくなって 変化もなかったらそんなもんですよ 気持ちがそういう風ですから・・・ 油を使って加工する工場の中は 油があちこちに落ちて 今じゃ想像できないくらい汚れていました。 各グループのトップは「俺がいなきゃこの機械は回らない」って キーとなるの技能の伝承には無関心なまま そんなことを言っていました カッターの交換などは 個人の技能に偏っていたんです。 怖いもの知らずでしたからねぇ 何とか この状態を変えてみたい・・・って工場長に宣言しちゃったのが 苦しい1年間のスタートになったんですが・・・ こりゃ 何回かシリーズになっちゃいそうですねぇ オコジョの写真(バナー)かこの文字の上をポチッとしてください 元気が出ちゃいます。 人気ブログランキングのページが出れば OKです。 ‘10年 当社毎ナビページへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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