いい会社ってどんなだろう

　　　　

　昨日のＮＨＫスペシャルは　激動　トヨタピラミッド

　今自動車産業がどんなことになっているのか？　今後どうなっていくのか？
とても興味を持って見たんです。

　国家予算の２０％にも迫る売り上げのトヨタのこれからを占う意味でも
きっと　皆さんもご覧になったんじゃないでしょうか？



　トヨタが国内で形成した一次　二次・・・と続くモノづくりのピラミッド
それがリーマンショック以来の受注構造の変化と　円高とによって
変化を余儀なくされている様子が　厳しいなぁ・・・っていう感じに描かれています。

　以前　このピラミッドの中に入れば　仕事は自動的に来ちゃった
だからそれを上手に断るのが仕事だった・・・と語る創業者

　今は仕事がドンドン減って　明日の仕事も分からない状態だというのですから
世のなか随分変わったっていうことなんですね。



　豊田社長は　国内300万台の生産を死守する・・・と言っていますが・・・
これには賛否両論がありますよね。


ここにもグローバルビジョン posted by (C)acb

　国内販売が150万台レベルなのに　300万台となれば
この円高下で差損が出るのは自明ですからね。



　ただ・・・もしこの考えに変化が生ずれば　状況はもっと悲惨になることは明らか

　このピラミッドこそがトヨタの開発力を支えている・・・という認識が崩れ
日本の現場力にそれだけの価値が無いと判断したら
状況は急展開するっていうことですね。


　人気ブログランキングへ　ポチッ！っと応援お願いします。


　番組では　2時下請けの会社が　仕事を求めてインドネシアで
工場買収を決断する様子や

　三次下請けの会社が　「もう下請けはこりごり」という
社長の言葉とともに廃業していく様子などを描いていましたが

　こういう風景って　きっと特殊な事例じゃないんでしょうね。



　海外に進出しても　現地でも既にピラミッドが構成されていて
簡単には仕事をもらえるわけではないんです。

　社長の加藤さんが・・・「よく来たね・・・って言ってくれると思ったら
来ても　コストが合わなきゃ　仕事は無いからね・・・って言われて
がっくり来ちゃった」と話していましたが・・・
それが現実なんですね。



　ちょうど日経ビジネスでも「日本車　本当の実力」と題して
特集を組んでいますが・・・デザインではＶＷや現代に負けているという分析


VW、現代に負けている posted by (C)acb

　トヨタの内部資料では　さらに厳しい表現で自社の劣っている点を
認めていて・・・もう背水の陣っていう感じ

それもあって　日本の部品会社というだけで仕事に結び付くわけじゃないんですね
開発力　コストダウン能力といった体力が認められなければ
現地の系列には簡単に入り込めないのです

　海外での労働問題もあったりして・・・
まさに　海外に出るのも地獄　残るのも地獄・・・っていう状態。



　せめて　電力問題や　政府の規制などに解決策を持たなければ
日本の自動車産業は　すぐに国境を越えてしまう・・・

　そんな感想を持ちましたが・・・あなたはいかがでしたか？


　ポチッ！っと応援クリックしてくださいね。


ホームページはこちらから
　　↓↓↓