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いい会社ってどんなだろう

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2012年09月20日
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 早稲田大学ビジネススクールの遠藤功先生から
新幹線のお掃除を専門とする会社 テッセイについて書いた本を送っていただきました。

 出版社は 旭山動物園について書いた「未来のスケッチ」と同じ
あさ出版 社長の佐藤和夫さんが自ら企画されたほど 力の入った本なのです。

 それにしちゃあ 読んだ後感想を書くまでに時間がかかってしまったのですが
いろいろ書きたいことばかりで 10日ほど引っ張ってしまいました。



 タイトルは 「新幹線 お掃除の天使たち」

新幹線 お掃除の天使たち
新幹線 お掃除の天使たち posted by (C)acb

 テッセイでは 新幹線が入線し お客様が降りた後 発射までの間
正確には乗車時間を除く7分間で 新幹線をまたぴかぴかにしてしまう技術

 その際 安全を兼ねてお客様にご挨拶する礼儀正しさを売りにしています。

 この様子は 日経ビジネスをして新幹線劇場と言わしめているのですね。



 株式会社テッセイはJR東日本の子会社
そのきびきびとした働きぶり お客さまに対するおもてなしに
フランスの鉄道相をして「全員をフランスにつれて帰りたい!」と言わしめた
現場力の持ち主です。

最強の現場力
最強の現場力 posted by (C)acb

 遠藤先生が5月に出版された「最強の現場力」でも
お手本としてDVDにまとめられて紹介されていました。



 今回 いただいた本の構成はとても工夫されていて・・・

 まずはテッセイという会社の紹介

 続いて 仕事を通じて 仲間やお客様との間に生まれた>いい話
エンジェルストーリーの紹介

 そして 普通の清掃会社だったテッセイがどうやって現場力のお手本にまで
なったのか? 経営の舞台裏のストーリー

 という3部構成なのです。

 
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 特に このエンジェルストーリーは リッツカールトンのワオ・ストーリーに
勝るとも劣らない中身。
きっと このストーリーだけ集めても本になっちゃうんじゃないかと思うほどです。

 そのひとつをかいつまんでご紹介しましょう・・・と言いたい所ですが
このストーリー とても長いんです。
だから・・・この心温まる話については 本を読むことをお勧めしますよ。

 

・・・なんてここまで引っ張ったのですから ほんとにざっくりと!


 お掃除おばさんとは呼ばれたくない
親戚にもこの仕事をやっていることを伏せておきたいと思った女性

 あるとき ぼんやりして危険な乗客に声をかけます。
ありがとう・・・と言われたあたりからプロ意識が芽生えて 充実しかけたそのとき

 夫の家族に働いていることを見られちゃう・・・
「しまった!」と思った彼女に 
「お姉さんがあんな立派な仕事をしているとは思わなかった」の一言

 今彼女は お客様のたびを盛り上げるキャスト・・・とプライドを語ります。



 主任になった女性
その彼女の元に 22,3のおとなしい男性が配属されて・・・
困ったことに なかなか挨拶ができません

 ある日の 専務からの「あの子大丈夫か?」に・・・
「あの子には いいところがいっぱいあるんです。
もうちょっと見てあげてもらえませんか?」って請け負っちゃう。

 ところが輪番で読み合わせする「スマイル・テッセイ」を読む番になると
おなかが痛くなっちゃって・・・克服できそうもありません。

 そこで彼女は 同じような体験を克服した社員に彼を託すんです。

「みんなも上がっているんだ・・・」と経験からの言葉をかけられ
たどたどしいながらも読めた彼は・・・
この経験を境に 自分から人に声をかけられるようになったのです

 彼女は思うのです
私の仕事は ここでもお母さんなのだ・・・って



 こんな話が情感いっぱいにつづられて・・・
職場がこういうストーリーに満ちていたら素敵なことだなぁ・・・って思っちゃう。

 この話だけでも この本を読む価値がある・・・そう思いますよ。



 さて・・・第三部は こういう会社になるまでの物語

 役員として親会社からきた専務が 改革の支援者となるのですが・・・
地ならしの600日、変革の芽を育てた1100日・・・という具合に目次がついて・・・

 当社で進めてきた組織風土改革となにやら重なっちゃう。



 まずは コアメンバーを作って・・・
それを社内にオープンにして・・・プロジェクトという場で活躍してもらう

 それがいつしか仕事上の話し合いの風土につながって・・・仕事のど真ん中での
変革がスタート・・・っていう具合ですからね。



 こういう職場 こういう組織を作れば まだまだ日本で成長していける・・・
そう感じさせる一冊。 激しくお奨めしちゃいますよ!


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最終更新日  2012年09月20日 16時39分45秒
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