いい会社ってどんなだろう

　社員教育をすれば　すぐ成果が出るのか？
・・・と問われて　自信をもってイエスということはできないのですが

　社員教育という場を上手に設定して行かなかったら　間違いなく
人は育っていかない・・・という点に関しては　自信を持ってイエスと
言えるっていうのが　この10年間の実感です。



　この上手に・・・というのは　私流の考え方なのですが
研修という場は　難しいなァ・・・と思っているから

　研修の場では研修モードだけれど・・・
その場を離れて　ドアを出たとたんン通常モードになっちゃう・・・っていう
そんなスタイルの研修で　成果を出すためには

　最低限　学んだことを人に教える・・・という場を設定しなくちゃならないんです。



　これだって　教えた人は　教科書を作るなど学びなおししますから
その人には残るのですが　ここで教えてもらう人に残るのは　
ああ　そういえばそんなこともあったなァ・・・っていう程度なんじゃないかなァ

　決して　社員の皆さんのレベルが低いっていう事じゃなくて
私もトヨタ時代はそうだったんですから・・・

　人は自分が必要だと思った時にしか　本気で学ばないじゃないですか



　だから　上手に・・・のココロは
ニーズがある状態にして・・・っていう事なんです。


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　仕事上絶対に必要だと思って　人に教えてもらう・・・なんていうのは最高で
必ずそのあとで実践してみるわけですからね。



　ただ・・・スキルについてはそれでいいとしても
人間力を高める・・・といった要素も人材育成には欠かせなくて・・・

　それがあってこそ　協力できたり
チームとして頑張れたり　リーダーシップを発揮したりできるわけですからね。



　今まで　比較的うまく行ったんじゃないか・・・と思っているのは
数人で話し合いながら　何かを作り上げる話し合い

　徹底的に話し合って　自分の作りたいものを仲間と一緒に作り上げる
・・・という体験を通じて　こういう考え方もあるのか・・・とか
（私がやったのは　評価基準の作成、社史、ビジョン・・・）

　こういう言い方をすると　人はやってくれるんだ・・・といった事に気付くしかない



　・・・とまあ　時間はかかるものでしかないんです。

　その理由は　考えてみれば当たり前で・・・
その人が　自分で育つ気になったときに育つ　から・・・



　誰か人間力を強制的にでもインストールする方法を教えてくれないかなァ
・・・とあちこちにアンテナを張りながら　やっぱりこれしかないかなァって
確信じみたことを思っているのですが・・・

　そんなに時間がかかるんだったら　育った人を連れてくればいい・・・とか
いっそのこと　いうとおりに動いてくれたらそれでいい・・・なんて

　そういう気の早い意見も多くなってきているんですよね。

　
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