警察博物館に行って見ました
何度もこの前を通りつつ一度も入ったことがなかったここ。ソウル歴史博物館のとなりにある警察博物館。となりの歴史博物館がでかすぎるので結構知られていないようなのですが、韓国の無料博物館にしてはまずまずだったのでご紹介。場所は地下鉄5号線の光化門駅と西大門駅のちょうど中間あたりにあります。光化門の交差点から新村方面に向って歩いて歴史博物館を過ぎたらすぐのところにあります。6階まで博物館になっていますが、1階はこんな感じで、警察庁長官の椅子があったり、パトカー(韓国語では警察車・キョンチャルチャといいます)とサイドカーに乗って記念撮影、子供用に警察の制服試着なんかができるコーナーがあります。制服を着てパトカーで記念撮影しているご家族が多かったですね。わたくしめ一家ももれずに一枚…こどもの日の前日だったこともあり家族連れが多かったですね。その横には50年~60年代の資料映像を見るといつもデモ隊などを取り締まっていた警察のジープなんかも展示されていました。コースとしては1階から一気に5階に上がり下りながら見学するコースになっています。ちなみに6階は小ホールになっていて時間が合えば警察や安全教育の映像がみられるそうです。5階は韓国の警察の歴史を紹介するコーナー。日本統治時代以降の韓国の警察の歴史が写真や当時の制服、装備などとともに紹介されています。警察とは直接関係ないとおもうんですが竹島(韓国名・獨島)についての言及も。1階受付の大型モニターにもKBSが24時間ライブで伝送しているこの島の現在の様子が映っていましたっけ。こんなものも展示されていました。日本統治時代に警察署で使っていた日本製の金庫。忠清北道地方警察庁で1992年まで長年使っていたもののようです。中の木の引き出しは総桐造りのもののようです。金庫には旭金庫工業株式会社の文字があり、ダイヤルも「イロハニホヘト・・・」とカタカナの表示。 1970年代の様子の写真がありましたが、長髪検査とかスカートの長さを計ったりして取締りという時代もありました。いまだったらK-POPスター、全てとっつかまります、確実に…笑 そして一つ下って4階は警察の装備品などが紹介されていたりするコーナー。デモでおなじみの装備がずらり。よくテレビでお見かけする装備です。こちらは北による延坪島攻撃の際の展示。北から飛んできた砲弾やらそれによって火災になった現場にあった真っ黒コゲの家電製品なんかも展示。安保教育ということで置いてあるようです。で安保教育といえば北からソウルに侵入した武装ゲリラの遺留品もありました。右奥の四角いものはナショナル・パナソニックと英語で書かれた日本製の無線機。今も昔も日本製の性能良さがこんな遺留品にも表れているのかも…3階は事務室のため何も展示はなく、2階は体験コーナーが。警察署の留置場、手錠をかける体験(ちなみに人間の手にはかけるな!と忠告つき。ということは開かなくなった人がいるのかな?)、そして拳銃射撃シュミレーションコーナーも…鍵はついていますがなかなか開かない手錠も…笑韓国らしいといえばこれ。警察博物館にスクリーンの標的に打つ電子銃のような拳銃で射撃する体験コーナーも。おそらく教育的配慮?!から11歳以上可能となっていたのですが、博物館のおじさん(たぶん警察関係者?!)、11歳以下の子どもでもバンバン体験させちゃってます。いいのかこれで…韓国の博物館にありがちな展示機器の故障などもあったりしましたが、無料博物館としてはさほど古い施設ではなく意外としっかりした展示内容でした。となりのソウル歴史博物館の見学がてら、お子さんが居たらちょこっと立ち寄ってみてもいいかもしれません。はい。施設名:警察博物館所在地:ソウル特別市鍾路区セムンアン路41番[地図はこちら]HP:www.policemuseum.go.kr↓ そういえば韓国アニメのロボカーポリーも日本で放映しているんですねえ。。。