|
テーマ:韓国!(16833)
カテゴリ:韓国・ソウルニュースピックアップ
長年、建て替えで大使館を移転していたソウルの在韓中国大使館が23日もともと大使館建物があった明洞の中央郵便局裏に再オープンしたとのこと。
辿ればこの中国大使館の土地、清国時代に購入し清国領事館として業務を開始、中華人民共和国と韓国の国交樹立以前は中華民国(台湾。韓国は当時、学校の地図帳などでも「自由中国」という名称を使っていたことも。)の大使館、そして台湾と国交断絶以降は中国大使館と数奇な運命を辿った場所。真横の漢城華僑小学校は台湾系の学校なんですがとなりの大使館の土地と微妙な問題があるとのことで、手狭なため移転をしようにも移転に踏み切れないという話を関係者から昔聞いたことがあります。
で、今回の新大使館の建物、2つの棟からなり、1棟はなんと24階建ての大使館関係者の住居棟(52戸あるそうです)、そしてもう1つの棟が大使館の施設が入る地下2階10階建ての建物で、中国の大使館としては在米中国大使館に続き2番目の規模だそうです。(日本のどこかの国に大使館新築しようとしたときプールが計画に入っていてマスコミに叩かれ中止になってしまいましたが、明洞の中国大使館には韓国の報道によるとプール完備となっているそうです。) 明洞という韓国ソウルの中心地に昨今の中国の国力を象徴しているかのような巨大大使館という感じです。 それと対照的なのはわが日本のソウルの大使館。 でも日本大使館の現状を見ると、真横の高層の旧韓国日報社本社の跡地にできたツインツリータワー、景福宮周辺の建築制限がかかる前に一気に建て替えてしまいお咎めなしでした。景福宮側からこの建物や日本大使館の方をみると明らかに景観を害しているのは高層のツインツリータワーの建物で日本大使館の建物がその間にちょこっと見えるだけ。おまけに外国の大使館を見下ろすように新しい建物を周囲に建てる許可を出すっていうのはちょっと警備上も大きな問題なのにねえ。。。
なんだか日中両国の大使館の建物を巡るニュース、最近の中韓・日中関係を見ているような感じでちょっとシンボリックなような気がなりません。 さて在韓日本大使館は無事に建て替えができるんでしょうか。韓国の現政権下では難しいかな? ☆関連記事☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月25日 17時18分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[韓国・ソウルニュースピックアップ] カテゴリの最新記事
|