韓国人が聞く日本語(2)韓国の家族が知っている日本語には 「ちょっと待って」と 「バカヤロー」があります。 「ちょっと待って」については、こんなエピソードがあると教えてもらいました。 日本で、ある韓国人が警官に「ちょっと待って」と言われた。 これは韓国語で「チン○ンを合わせて」に発音がよく似ているそう。 で、その韓国人は「???」(この人、日本語をあまり知らなかったんだね)と思いつつも、股間を警官のそれに合わせたところ「バカヤロー!!」と言われたそうな。 子どものミルクを冷やしているときに、せがんで泣いているので 「ちょっと待ってね~」というと 義父が 「チョットマッテ」とマネして、敏感に反応している。 「チョ」という言葉に「チン○ン」という意味があるから 気になるらしい。 箸をチョッカラというのですが、韓国人の「チョ」と私の「チョ」は違うらしくて、私がチョッカラというと笑われます。 どこが違うのか、わからないのですが・・・ 「バカヤロー」の方は、韓国では相当、有名な言葉みたい。 年配の方だけじゃなくて、若い人も知っている。 最初はなんで若い人まで知っているんだろうと思ったよ。 2002年、韓国にいた頃、『野人時代』というヤクザの親分が主人公のドラマが、とても人気があったんだけど、日本が韓国を占領していた頃の話で、日本人役がしょっちゅう「バカヤロー」って言っていたよ。 日本では、こうしたテーマのドラマってないもんね。 だけど韓国ではあるし、大勢の人が見ている。 ああ、韓国人は絶対、日本が昔やってきた過ちを忘れないなって思った。 最初は日本人としてこのドラマ見るのが辛いなと思ったのですが、うちの家族は何も言わないでくれたので、夫と二人で並んで見てました。 ちなみに 「ちょっと待って」は韓国語では「チャッカンマ」、 「あーちょっとちょっと」という感じは「チャッカン、チャッカン」です。 「バカ」は「バボ」なんですが、「バカヤロー!」に匹敵する激しい言葉は 「ナップンセキ」でしょう。 「ナップン」が「悪い」、「セキ」は「ガキ」みたいな意味かしら。動物の子どもをセキと言うのですが、人に対して使うときには、すごく悪い言葉になるそうです。 日本には、関さんって苗字があるけど、 韓国人が聞くと、どんな感じがするのかなあ。 |