しゃらく。オジサンの気まぐれ日記

6月11日(木)吉祥寺のメグへ西仲美咲さんのライブを聴きに行ってきました♪

先月17日にメグでジャズ評論の大御所、岩波洋三先生の第21回ミュージック・ペンクラブ音楽賞のポピュラー部門を受賞された記念ライブがあって、私の大好きな依田彩さんも出るので行ってきたのですが、その時の模様はコチラ↓

http://plaza.rakuten.co.jp/shaaraku/diary/200905300000/

で、そのライブに岩波先生イチオシの若手ミュージシャンの一人として、西仲美咲さんも出ていました。

岩波先生お気に入りのフルーティストということで、とても伸びやかな音色とガッツのありそうな?瞳が気になって、一度是非ライブを聴いてみたいと思ったのでした。

この日は、いつものカルテットとは若干メンバーが違っていて、日野皓正クインテットで活躍中の沖縄出身若干18歳の天才ドラマー和丸を迎え、ピアノの竹内大輔が最も信頼する26歳の若きベーシスト池田暢夫というスペシャルメンバーです。

７時過ぎにメグに到着。
その時点では席に余裕がありましたが、ライブ開始の頃にはほぼ満席の盛況でした。

フルート　西仲美咲
ピアノ　　竹内大輔
ベース　　池田暢夫
ドラムス　和丸

１stセット
1.セント・トーマス
2.ソング・フォー・ユー
3.ティンサグの花
4.ジュピター
5.ブラック・バード
6.ビリーズ・バグルス

最初からゴキゲンなノリで始まったライブ♪
美咲さんのフルートは明快で力強さがあり、のびやかに歌います。

彼女が最も信頼し頼りにしている竹内大輔さんは、優しそうな若きピアニストですが、その音色の美しさとともにサウンドプロデューサーとして全体の舵取り役のよう。

大きなウッドベースに負けない容貌の?池田さんは、まだ26歳とは思えない安定感のあるペースを弾きます。

そして18歳と聞いてびっくりしたのがドラムの和丸。
手が何本もあるみたいに叩く手数の多さ、多彩さは正に若き天才!

強力なバックに護られて美咲さんのフルートも活き活きとして益々ヒートアップ♪

２ndセット
1.和丸の強烈なドラムソロからベースとのデュオ～ピアノが加わってトリオ～最後にフルートも入ってカルテットに♪
2.枯葉
3.阿嘉イズ・ファンキー
4.ナイトバーズ
5.カントリー
6.カンタロープ・アイランド

和丸の強烈なドラムソロから始まった２ndセット。
彼がまだ18歳と言うのも驚きですが、何と10歳のときに既に「ビート・キッズ」というCDをリリースしています。
しかもそのCDの参加メンバーには、あの渡辺香津美さんや櫻井哲夫さんが入っているという、正に早熟の天才ドラマーです。

若さあふれるスピード&パワフルなドラム
手数が多ければ良いというものでもありませんが、実際に体験するとやっぱり凄い!

まだ18歳ですから、これからもっともっと経験を積んでじっくりと大人なジャジーなドラマーになって行ってほしいです。

4.のナイトバーズでは、同じフルート仲間のリエさんがゲストで共演。
お二人とも井上信平さんのお弟子さんだそうです。

美咲さんのライブは、彼女のフルートの音色もそうですが、沖縄出身の彼女の心意気というか向上心のようなものが、その佇まいからも感じられます。

岩波先生が応援したくなるのも何となくわかりますネ♪

選曲もわりとポピュラーな聞き覚えのある曲が多くて好感が持てます。
依田彩さんと是非共演して欲しいと思いました