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韓国ソウル!文家の掟

韓国ソウル!文家の掟

日韓カップルそれぞれの事情・初公開・自分



ライコスで日記を書き始めて12月で1年になるけど、
実は 主人とのことはライコス時代にも書いたことが
なかった。あまりにもありふれてたので。
 でも 昨日一日で3通も「二人の結婚までについてききたい」
という内容のメールがきてたんで、(私は不精だから
皆さんのようにページとかに何も書いてないからか?)
ここは一発、どーんと書いてみようかと。

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・・・と言っても、本当にアリガチな話なんですわ。

私は働いてからカナダに留学したんです。

で、その時ホームスティが一緒だったのが、今の主人です。
私たちは学校は違ったんですが、うちに帰ればいるんで
自然と仲良くなり、私が大学に入ってアパートに住むようになってから、つきあうようになったわけです。

彼が先に卒業して ソウルに帰ってしまってからも
カナダ-韓国 間で遠距離恋愛は続き、結婚しようと
お互い決めたんですが。

まぁ 国際結婚によくある話ですが、反対されたんですね。
うちの両親は「好きならいいよ」とあっさり・・・でしたが
彼の家族は全員大反対。
今でも憶えているのは、クリスマスイブに彼から電話が来て
「家族はみんな日本人との結婚には反対している」と
告げられ、その日の晩にあったパーティーで耐えきれず
友達の前で泣いてしまったこと。
会ってから印象悪くて反対されるならあきらめもつくけど
日本人ってことで反対されるのは わかっていても
けっこうショックだった。
彼は反対されても結婚すると言ってくれたらしいけど、お母さんは
「もっとよく考えなさい。その話は聞きたくない」と
ぜんぜんとりあわなかったらしい。

で、私の韓国通いがスタートした。
日本に帰国したとき、韓国経由で帰り、とにかく彼の家族に
会うことにした。
もちろん当時韓国語なんて話せるわけも無く、家族の中に
いるときは 身の縮むような思いだった。針のむしろ状態。
カナダから買っていったお土産のショールを見ても
お母さんは冷たくポンとテーブルに置いたり、
お客さんとして おいしいものをたくさん食べさせてもらったけど
あくまでも「お客さん」だった。
笑顔は全然見せてくれなかったし、反対する気持ちも面と向かって
言われた。
「日本人だと言うことも大きいけど、外国人に韓国での結婚生活は
無理だ。もう一度よく考えなさい」と。

そんなのが2回あって、日本に完全帰国してから
韓国へ行って お母さんと食事したとき
「どうして息子と結婚したいの?」と聞かれた。
「今までの人生の中で、心からすべてを信じられる人に会えたと
思ったから。こんなに心がきれいだなと思った人、初めてだから」
と言ったら、お母さんが
「韓国は日本よりまだまだ後れていることがたくさんあるし、
不便だと思ったり、嫌な思いをすることもたくさんあると思うけど
それでもいいの?」
と聞いた。
だから、はい。と答えたら 初めてお母さんが笑ってくれて
「私の娘になるんだよ」と言ってくれた。
それをかれが通訳してくれて聞いたときには涙が止まらなかった。

今考えると、義母が「もっとよく考えなさい」と
言ってくれたことが、私たちが本当にやっていけるかどうかを
じっくり考えるきっかけにもなったし、反対されてよかったと
思う。それに義母はお姑さんとのことで大変苦労した人。
そんな思いをお嫁さんにさせたくなかったんだろうと
今ではわかる。
まあ それは今私が幸せだからなんだろうけど。

あんなに反対したお母さんは今、わたしの義母となり
本当の娘のように大切に、大切にしてくれる。
韓国のドラマでみるようなオソロシイ姑とは全然違う。
私一人で 義母に会うのも平気だし、たとえ彼と離婚
することになっても、義母とは別れたくないと思うくらい
私は彼女を尊敬してるし、大好き。

・・・と結婚承諾までの経過はこんな感じです。
普通すぎてがっかりした方、ご期待に添えなくてすみません(笑)
韓国のドラマのように、もっとドラマチックだったら
よかったんですが。
所詮、私とあのボケボケ主人のストーリーですから ムリムリ!

でも結婚決まってからも 国際結婚って大変なんですよね。
それはまたいずれ書きます。

くだらない話を読んでくださって ありがとうございました。


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