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テーマ:アフリカ生活(205)
カテゴリ:写真展開催の目的・意図
なぜ、リベリアの写真展に、ビーズの小物が登場するのか?
私なりの理由を書き留めておきたいと思います。 今までにも書いてきましたように、写真展へ来てくださった方が、その小物を見ていつまでもリベリアを思い出して欲しい、と言う目的があります。 そして、そこでなぜアフリカンビーズなのか、と言うと、それはアフリカとビーズの歴史を考えたからです。 「トレーディングビーズ」というものがあります。 その昔、アフリカから多くの人々がヨーロッパやアメリカへ奴隷として連れ出されました。 そのときビーズと、アフリカの人々が交換されたのです。 主なビーズはイタリアのベネチアで作られたものでした。 イタリアではビーズ職人をベネチアのムラノ島に強制的に集め、その技術が他に流出しないようにしました。 さまざまなトレーディングビーズがありますが、その中でも上の写真のシェブロンは大変有名です。 大きさや品質によりますが、一粒数百円から数千円もします。 また、このミルフィオリも有名で、その美しさにアフリカの人々は目を奪われ、魂まで奪われたのでしょう。 私が8月まで住んでいたコートジボワールは、西アフリカでも有数の大都会。 さまざまな地方から、多くのビーズが集まります。 西アフリカを中心としたアフリカ各地には、奴隷貿易で入手したビーズがたくさんあったはずです。 しかし、近年、ヨーロッパ人など西側諸国の人々が、このビーズを骨董品として買いあさりました。 ビーズをヨーロッパへ持っていけばアフリカで買った数倍、数十倍の値段で売れるのです。 今はもう、めぼしいビーズは買いつくされたようです。 特別なルートを持っていないと、良いビーズは購入できないということでした。 アフリカは、人を奪われ、さらにビーズも失いつつあります。 アフリカにとってビーズとは、その昔、人々をヨーロッパやアメリカに売り渡して得たものだったのです。 今回私が準備し、提供したビーズは、確かにコートジボワールで買った正真正銘のアフリカンで、いくつかベネチアンビーズも含まれています。 しかし、値段的には特別高価なものではありません。 このビーズを見るとき、アフリカの歴史、奴隷の歴史などにも思いをはせてもらえたらな、というのが私の気持ちです。 いくつか、アフリカンビーズを紹介するサイトをご紹介します。 banabanaさんのサイト。私のアフリカンビーズの基礎知識はほとんどがこのbanabanaさんのトンボ玉ショップから得たものです。 トンボの目玉トンボ玉の歴史が良くわかります。 海外のトンボ玉サイト確かに世界中で、トンボ玉は売買されているんだな、って感じました。 【参考サイトの追加】 なぜ黒人は奴隷にされたのか? アフリカ分割 はてなダイアリー リベリア 人食い大統領 リベリアで15万人死んだけど反戦デモしないの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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