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渡邊昌@ Re:児玉龍彦(内科医、東大先端研)の「提言」(04/12) 児玉さん、ご活躍なによりです。国立がん…
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2009.03.08
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 前回記事の最後に部活動の競争を取り上げながら、ともすれば「負けた自分はダメだ」という意識になりやすい、ということにも触れました。

 それは当然、部活動だけではありません。例えば、学力競争を背景とする「学校のランク」、そして「“ランクが低い”とされる学校へのまなざし」は部活動以上に子どもたちの心に深刻な影響を与えています。
 私は、「学校の力を高める 3」で生徒(S子)の言葉を取り上げました。

 ここで語られているような「学校差別」の現実が子どもたちを深く傷つけていることにまず目を開く必要があると考えます。

 そのような現実から出発して「学校も自分自身も素晴らしい」と実感できるような取り組みを創っていくことが大切でしょう。そして、実際に素晴らしい取り組みを体験できたからこそ、S子は次のような言葉を発することができたのです。(リンクの文章と重複しますが)

 「私にとってU高校とは、心を鍛えてくれた場所だろうか。悲しみの中から人間とは何であるかを教えてくれた場所だろうか。(・・・)友だちの大切さ、努力を惜しまずに前進するすばらしさ。相手を思う優しさ。プラス強さ。人間は1人の力で生きているのではないこと人間は成績などで計りしれないこと
(・・・)
 そう、私にとってU高校とは、人間のすばらしさを教えてくれ、心の翼をくれた場所」。

 さて、U高校では例えば「3000人が地域から集まるスケールの大きな学校祭(他のどんな学校にも負けない学校祭)をつくろう」、という取り組みが生徒会を中心に進められ「成果」を挙げるわけですが、そのような取り組みの背景にはU高校の職員集団の力があります。

 以前、U高校の職場づくりのポイントをKさんに尋ねたところ「あのひといいよね」といった言葉が自然に出てくるようになると職場の力はぐんと伸びていく、ということでした。最近聞いたところによると、そのような言葉が出てくるようになった背景には「ある仕掛け」(「職場学習会」の取り組み)があったのだそうです。

 具体的には「○○先生に学ぶ」というテーマで定期的に組合主催の学習会を(全職員に呼びかけて)実行したのだそうです。そのために、まずKさん自身が同僚の「優れた指導」に目を開き「学習会の問題提起者」を個別に依頼していったということですが、このような取り組みは、様々な意味において職場の雰囲気を前向きにし職員同士が刺激しあう(切磋琢磨する)状況を生み出すことになります。

1、問題提起を依頼された職員は、自らの指導の長所を(評価も受けながら)明確に意識し、それをさらに伸ばしていこうとする。
2、学習会に参加した職員が(日ごろから)同僚の長所に目を開き、それを積極的に取り入れるようになる。(大阪高生研は「パクリあい」を推奨しています)
 
 以上のような変化が生じてくると、さまざまな取り組みについて話し合う「職員会議」もいっそう前向きな雰囲気の中で大切な事柄について討議・決定⇒実行 していくための役割をしっかりと実質的に果たせるようになるわけです。

 Kさんの進めた「職場づくり」は、確かに単純なものですが「数値による競争」を持ち込まなくても「職員同士が前向きに切磋琢磨する状況」を作り出したといえるでしょう。

 私も、「職場学習会」をこれまで繰り返し企画・実行してきましたが、「○○先生に学ぶ」というテーマで「実践」を報告し「分析」する学習ができれば、同僚の長所を学ぶと同時にそれぞれの「実践課題」を意識していくことにつながると考えます。

 ぜひ、まねをしてみたい「職場づくり」、「学校づくり」ですね。
 
(教育問題に関する特集も含めてHP“しょう”のページにまとめています)

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Last updated  2009.03.25 06:28:26
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