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りょりょがきた時。パパさん、24歳。しぇり、21歳。 りょりょが私のオナカにやってきた。 卵巣摘出から1年経っていた。 私は純粋に嬉しかった。 子供好きだし、若いママになりたかったから。 その数ヶ月前、突然パパさんがこう言った。 いつか、結婚しようね。 軽々しく、将来の話をするヒトじゃなかったから、その時は驚いた。 そうだね~なんて、結構流していた。 あかちゃんがいるの。 って伝えたとき。 パパさんは、決して笑顔じゃああなかった。 そして言った。 子供を産むのなら、オレはしぇりとはいられない。 オレは父親にはなれない。 パパさんの家庭は結構複雑で。 父親になるのが怖い、って言ってた。 だからって、せっかく私を選んでくれた赤ちゃんに、バイバイなんてできない。 丁度その時、残りの卵巣も腫れていて。 もしかしたら摘出しなければならないかも・・・とお医者さんに言われていた。 そしたらもう2度と、私の元にあかちゃんは来てくれない。 一人で産む決心をした。 2人でいろいろ話し合った。 若かった私達には、戸籍とか、認知とか、慰謝料とか。 なんの知識もなくて。 当時はまだ、インターネットなんて言葉も知らなかったから、調べ方もわからなかった。 そんな時にね。 パパさんが言ったんだ。 頑張ろうか。 って、一言。 悩んだんだと思う。 子供の頃のこととか、思い出したくないことまで、いっぱい考えて。 そして結論を出してくれた。 別れを決めたときより、もっといっぱい泣いた。 嬉しくて、嬉しくて。 パパさんといられること。 そして。 パパさんがあかちゃんを認めてくれたことが。 人生で一番嬉しかった瞬間だと思う。 (すず妊娠も、もちろんね) 突然の妊娠で、お医者さんも、親も、友達も。 ・・・私も。 オメデトウ って言えなかった。 その事が今もすごく後悔してる。 いつの日か、2人目を授かったら。 みんなから祝福してもらいたい。 私も、パパさんも、一抹の不安もなく、喜びたい。 そう思ってた。 それが叶わないなんて、思ってもみなかったんだ・・・。 |