諏訪大社の御柱
しばらくぶりです。先日の連休に、諏訪大社(上社)の御柱を見てきました。「里曳き」といって、4月はじめの「山出し」で山からおろした木が置かれていた「御柱屋敷」から街の中を諏訪大社に運んで建てる御祭りです。寅年と申年に行なわれる「天下の奇祭」とのことで、今年見逃したら、次は6年後しか見られないと思い、ぜひとも見たいと出かけました。4月に行なわれた「木落とし」の現場も見学したりしたのですが、なんといっても、実際に、大木を運ぶ光景をまのあたりに見て、熱気に興奮しました。5月3日。諏訪大社の上社・前宮に朝7:30くらいに行くと、人が続々と集まってきます 神社の入り口に、木が1本置いてあり、周りに大勢人がいます。 この木を、参道を運んで、木を建てる場所まで上げるわけです。 どうやら、前宮の4本の木のうちの最後の1本のようです。すでに3本は前日、上げられていたようです。8:00にいよいよ開始。神主さんがお祓いをして、みんなが黙祷していました。 ほどなく、鼓笛隊の演奏とともに、行進が始まりました。前後のV字の木に何人もがまたがって、モップみたいなものを振りながら、進め進めと騒いでいます。 まわりは大勢の観衆でうまり、神社の中の熱気が高まっていきます。 眼前の鳥居の下の狭いスペースをくぐるのが大変そうですが、なんとかクリアしました。このあと、上の境内で建柱の神事が行なわれたはずですが、担ぎ手の氏子さんたちと、事前抽選販売の観覧券を持っている人しか、見られませんでした。残念ですが、雰囲気は充分体感できました。(建柱は、そのあとTV中継で見れました。)なお、悲しいことに、8日、下社の建柱で氏子さんの落下事故があり、2名が亡くなったそうです。ニュースによると、1980年、1986年、1992年と、死者が出ており、なんとも激しい祭りだなあ、と思いました。6年後も、また見たいです。