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テーマ:プロ野球全般。(13221)
カテゴリ:記録/楽天イーグルス
交流戦に入る前に、楽天イーグルスの課題点をいくつか指摘したいと思います。
本日1本目の記事で1回目「代打成績」をとりあげました。2回目の今回は四番打者成績です。 5/9終了時データで、プロ野球 パリーグ各球団の4番打者の打撃成績を表にしてみました。 例えば、オリックスは開幕戦、北川が4番起用され、以降は主にカブレラですが、この表の成績は文字通り打順の4番目の打者全員の成績を足したものです。(Bsならカブレラ、北川、ラロッカが4番で打った成績です) 4/4終了時データで同じような表を作成したことがありますので比較してみて下さい。コチラです。 ■プロ野球 パリーグ各球団 4番打者打撃成績 (5/9終了時) 【表の補足説明】 西武は中村剛也が4番を完全担当。ロッテも金泰均がここまで4番全打席を務める。ソフトバンクも小久保が4番。プラスアルファで明石1-0(3/29)、森本1-0(4/28)、李ボム浩1-0(5/4)がある。オリックスは前述したようにカブレラの他にはラロッカ(5試合)、北川(8試合)が担当している。塩崎も1打席ある。日本ハムは開幕~4/14と4/20~4/30が高橋信二、4/15~4/18の4試合で二岡、5月に入ってからは小谷野が4番。 ここ数日、セ主催試合でDHが無くなる交流戦での山崎武司の起用について、いろんな報道がされています。 ---引用開始--- 「ブラウン監督、不調の4番山崎にハッパ」(日刊スポーツ) http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20100508-627041.html 楽天マーティー・ブラウン監督(47)が4番・山崎武司内野手(41)にハッパをかけた。開幕から不動の4番を務める山崎は今季ここまで打率2割7厘。代名詞の豪快な本塁打も4本と苦しんでいる。来週からの交流戦では、セ主催試合で指名打者制がなくなる。ブラウン監督は山崎について「基本、一塁を守るが、ライン(一、三塁)を守る選手は打ってナンボ。本人とも話している」とし、調子が上がらない際のスタメン落ちを示唆した。 ブラウン監督は就任早々に「山崎4番固定」を明言するなど信頼が深く、定めた方針を変更することは本意でない。きまじめな山崎も「4番を張らせてもらっている以上何とかしないと」と責任を痛感している。8日からの日本ハム2連戦(函館)が正念場。監督は「彼自身も我々も、ファンも。みんなが打ってほしいと思っている」と大黒柱の復調を願った。[2010年5月8日7時43分 紙面から] ---引用終了--- ---引用開始--- 「ブラウン監督 山崎復調へ下位打線で起用へ」(スポニチ・アネックス) http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/05/11/13.html 楽天のブラウン監督が、打撃不振の山崎を下位打線で起用して復調させる考えを示した。 9日の日本ハム戦(函館)で、開幕から4番を任せてきた主砲を初めて6番で起用。打率・203と苦しむ姿に「山崎さんは調子が悪くて悩んでいる。もう少し楽な打順で打たせて、調子を戻してほしい。できるだけ早く主軸に戻ってきてほしい」と語った。4番の重圧から解放し、5位に低迷するチームの浮上に欠かせない主砲の復活を待つ。 [ 2010年05月11日 ] ---引用終了--- 楽天イーグルスの今季の4番は、下記の例外(?)をのぞくとあとは山崎武司が務めています。 ◎中村紀洋・・・4/23ソフトバンク戦。3打数0安打 ◎西村弥・・・4/23ソフトバンク戦。1打数0安打 ◎内村・・・4/30オリックス戦。1打数0安打 ◎渡辺直人・・・4/30オリックス戦。1打数1安打。サヨナラ打。 ◎鉄平・・・5/19日本ハム戦。3打数0安打1三振2四球 ※ちなみに鉄平は11代目の4番打者です。詳しくはコチラをクリック。ちなみに、5/9に限っていえば鉄平4番は疑問符だらけです。 5/7付ブログ「【記録】 誠に残念ながら・・・ 山崎武司のクビに鈴をつける時期がやってきたのかもしれません。。。今年と去年の37試合時点での打撃成績を徹底比較!」にも書きましたが、昨年と今年のタケシさんの成績を比較しても、上記表の他球団の4番打者と比較しても、楽天イーグルスの数値は芳しくなく(幾つかの主要数値でパリーグ最下位を記録している!)、事ここに至り、打順を下げるなり、休養をとらせて1軍帯同で調整させるなり、1度登録抹消するなり、なんらかの決断をするのは、止むなしだと思います。 でなければ、交流戦は戦えませんよ。 少なくとも、OPSが8割を超えるような打者が4番を務めるべきです。 (丁寧に書きますが、もちろん山崎武が調子を戻していつものバッティングをみせてくれるのであれば、山崎武が最も適任です) 嶋4番は実現するか? そうなると、8割越えの選手は現時点では嶋しかいない! (牧田は打席数が少ないのでまだ実績とはいえない保留段階だと思います) うーん、見てみたい思いもあるけど、守備面で大変なポジションを担うので、打撃面でそんな負担をかけたくないですし。嶋4番はちょっと現実的ではないですかね。 当面の4番候補は、中村紀、リンデン、鉄平、か? そうなれば、OPS.699だけど得点圏打率.344と持ち前の勝負強さをみせており、近鉄時代に4番経験も豊富な中村紀洋が最も妥当なのではないでしょうか? あとは打率.219ながらもOPSでは.711を記録しているリンデン(昨年のOPSは.862で山崎武を上回っていた)が候補ですかねぇ。 ブラウン監督も採用したように、4/27~5/9の直近11試合でOPS.825、出塁率.378、打率.289と調子が上向いてきた印象の鉄平も、当面の4番打者の候補でしょう。(※前述しましたが、鉄平の4番は1つのアイデアだとは思いますが、武田勝・先発の5/9の4番抜擢は疑問符です) 上記表をみてると、去年2位の楽天が5位で、去年パリーグ覇者の日本ハムが最下位、なぜこの位置にいるのか?がハッキリ見えてくると思います。OPS.586はちょっとありえない、と言われても仕方ありません。 とにかく、楽天イーグルスの交流戦、4番に据わる打者がチーム浮沈のカギを握っているといえます。 -------------------------------------------------- ■本家ブログの過去記事はこちらをクリックして下さい。 ---------------------------------------------------- ■こちらのブログの過去記事はこちらをクリックして下さい。 ---------------------------------------------------- 現在ブログ村のランキングに参加中!みなさまの一押しが活力に!ブログ村「楽天イーグルス部門」5/10現在1位「野球部門」5/10現在71位! (^○^)/ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月11日 20時31分26秒
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