カテゴリ:グルメ・旅
前回の続き。
湯ノ湖から白根山を下り、再び日光市街へと戻って来ました。 大人の社会見学を終えて本日の宿泊先となったはなぶささんへと到着します。 ![]() はなぶささんはフロントとレストランが入る本館と各客室が離れになった一日5組限定の オーベルジュとなっています。 ![]() 今回、利用させて頂いた客室は「蔵」。 内装から家具に至るまで古民家なコンセプトの中にもモダンさを取り入れた素敵な雰囲気の お部屋でした。 ![]() こちらは敷地の最奥にあり、露天風呂が併設されたデッキでは隣接して流れを為す鳴沢川の せせらぎが心地よく響いていました。 ![]() すっかり日も暮れて楽しみにしていた夕食の時間がやって来ます。 こちらは赤ワインソースとの相性も抜群だったみかわ牛のグリエ。 ![]() シェフの下元さんが腕を振るう創作料理の品々は見た目の美しさからその味に至る までこだわりを感じさせるもので、アミューズとして頂いた雲丹のグラティネから デザートまで総てが素晴らしい逸品でした。(感!!) こちらは翌朝の一枚。 朝の空気を吸ってみようを窓を全開したその時、デッキの下から一斉に沢へ向かって 小さな鳥たちが猛ダッシュで駆けだして行きます。(驚) ![]() 背中や羽の模様からキジかな?と思って眺めていましたが、何の鳥だったかは いまいち定かではありません。(楽) 今回、はなぶささんでの素敵な時間を通して、日常とそして旅の疲れを癒すこと ができました。 また機会に恵まれることがあれば是非足を運んでみたい! はなぶささんはそう 思える素敵なオーベルジュでした。 旅も最終日となったこの日、はなぶささんを発って向かったのは石の里、大谷。 この地で採れる大谷石は比較的加工が容易で軽量である特徴を活かして、防火壁や 門柱等の住宅資材として利用されたり、耐火性・蓄熱性があることから石窯やピザ 焼窯の構造材としても身近に利用されています。 この辺りには大谷石の岩肌が切り立つ奇岩群が存在し、大谷景観公園として国の名勝 にも指定されています。 ![]() そうした中、操業を終えた採掘場後の一部が現在、観光学習施設である大谷資料館として 開放されています。 長く続く階段を下り、中へと進んでいくと眼前に広大な空間が広がります。 その広さは実に約2万平方メートル。 坑内の温度は年間を通して然程大きな変化もなく平均気温は8℃前後。そんな巨大な冷蔵庫と 化した環境を利用してワインや日本酒の貯蔵や熟成場所としての活用もされているそうです。 ![]() それにしてもこのスケールはホントに圧巻です。地底宮殿とも見紛うほどのものが ありますね。 こうした非日常的で幻想的な空間を利用してこの場所は数多くの映画やドラマ、 CMそしてPV撮影の地として活用されています。 ![]() またメディアによる紹介に加え、最近はこの場所の素晴らしさがSNS等を中心とした ネット上の情報として拡散されたことにより、国内外からも多くの観光客が訪れる場所 となった様です。 その地域の潜在的な価値の掘り起こしを通して町の魅力を高めていくことも地域の活性化 には必要不可欠なファクターの一つである、そんなことを再認識させられた様な気がした 今回の訪問となりました。 大谷を後にして、都心を抜けて川崎方面へと向かいます。 ![]() ICを下りてやって来たのは川崎駅前のウェアハウス川崎さん。 ![]() 扉をくぐると怪しげな雰囲気の世界が広がります。 ![]() ここは在りし日の九龍城をモチーフにしたアミューズメントパークです。 18歳未満は入場不可となっており大人の遊び場といった雰囲気を感じる一方で、 日中ということもあってか、この日は思った以上に年配の方の姿も多く見られ ました。 ![]() 建物内はゲームセンター、ビリヤード、ダーツが楽しめるスペースがあり、最上階は ネットカフェスペースとなっています。 トイレも凝っています。(楽) ![]() 無造作に壁に貼られた怪しげな広告が猥雑な雰囲気を醸し出していました。(笑) かつて中国での内戦の影響で多くの流民が香港の地へと逃れ、やがてそうした人々の エネルギーを吸い込んで最初は小さなスラムに過ぎなかった一角が肥大化し、九龍城が 形成されていったんでしょうね。 ![]() 2階や3階の吹き抜けから眺める景色は、ここで生活するそうした人々の息遣いまでもが 聞こえてきそうな程、その街並みもリアルに再現されていました。 ひと通りの見学を終えて、出口へ。 ![]() 非日常空間の境界を越えて扉の向こうの日常へと戻る瞬間がやって来ました。 今回も大人の社会見学をのんびりと満喫しつつ、束の間の骨休めも叶った楽しい旅と なりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.28 00:53:22
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