07年11月 琵琶湖SL モタード耐久07年11月 琵琶湖スポーツランド モタード耐久琵琶湖スポーツランドで開催されたモタード150分耐久レースに参加してきました。 ペアライダーは会社の後輩H田君。 かつてエンデューロレースや林道を走り倒した根っからのオフローダー。 昨年DEGREEをしげに譲ってくれるや否や、DRZ400を購入。 今年になって何を血迷ったかレーシングスーツまで購入(買うのに付き合わされた) そして数回のモタード草レース(スプリント)に参加。 今回の耐久レースに参加するためにペアライダー探しをしていたところ、身近によい候補が居たということらしい。 正直、岡山から滋賀へ遠征しなければならないという理由で悩んだが、家族が同行してくれるということで、旅行を兼ねて参加することにした。 前日の24日は、長女の学習発表会ということだったが、急遽休ませることに(^^) 24日 この日は移動日となる。 AM5:00に出発する予定が忘れ物やなんだで出直すことになり、2回目に自宅を出たのがAM5:30となる。 第1目的地のH田邸へAM8:00到着。今回の参加マシンであるDRZ400を積み込み、そそくさと第2の目的地、琵琶湖こどもの国へ向かう。 途中、京都ICの渋滞を横に見ながら、行き先を映画村から子供の国に切り替えた事を内心喜ぶ。 大津で道草をしつつ、目的地に着いたのは13時過ぎ。そこでしっかりと子供を遊ばせ、17時ごろに本日の宿、ペンション琵琶湖倶楽部に入る。 晩御飯のフランス料理フルコースは最高でした。ステーキの半分を子供たちに食べられたのはショックでしたが・・・。 初めてペンションに泊まりましたが、アットホームで良い感じです。同時に宿泊されていたのは、年配の方2組でしたが、子供が騒いで大変ご迷惑だったかと思います。 この場を借りてお詫びいたします。 しかし、今回の宿は家族も満足してくれたみたいです。 25日 AM6:30には出発しなければならないので、残念ながらペンションでの朝食はキャンセル。しかし、相変わらずバタバタし、出発できたのはAM7:00。ちなみにH田君との約束時間はAM7:00。 ペンションの方に見送られながら出発。 結局AM7:30にサーキット入り。受付と車検はAM7:00~8:00。こんな時間に到着して大丈夫なのか?しかし、なにかと進行が遅れているので助かりました。 H田君が既に受付を済ませておいてくれたので助かりました。(ライセンスなしでも受付出来たみたいです) DR-Zをトランポから降ろして、車検を受けます。あっという間に終了(コレでいいのか?) サーキット内を歩いてコースを観察するが、走ったことがないコースをいきなり歩いても、ラインがよくわからない。ウダウダと解った振りして攻略方法を打合せする。 一度でも走った後だとイメージ沸くんだけどね。(苦笑) 歩いてわかったのは、各コーナーにあるコンクリートのパッチがいかにも滑りそうで気になるところ。 結局ほとんど無意味な1周をする。1gくらいは痩せたかもしれない。 気になるダート区間はコンディションが悪いため、使用しないことになったようです。これが唯一の救いです。 9:00より15分のフリー走行。H田くんが最初の7分を走り、しげが後半7分を走行。 おかしい奴が何人もいるよ。タイトコーナー入り口で派手にドリフトしている奴や、膝を擦っている奴。ドリフトならまだしも、オフ車で膝擦れるのかよ? 無難にH田くんが予定時間を消化し、しげにスイッチ。 これがDRZも初乗りとなります。レースに出るのにこんなのでいいのか? 初のモタード+初コースの感想は・・・ ・これまたハイスロでないので手が疲れる。 ・クリップ付近でいきなりハンドルが切れ込む。なんだこりゃ? ・ミニコース特有のタイトな切り返しで、タイミングが合わない。バイクが重い。 ・体重移動がうまくいかない。 ・リーンインORリーンアウト、どちらがいいのかわからない。中途半端な乗り方になっている。 ・ドリフト?そんなん出来るわけ無いじゃん。 あっという間の7分だったが、既に腕は痛いしスロットルを操作する右手が痛い。なんにせよ、厳しい150分になりそうだ。 ミニコースだけあって相乗以上に体力の消耗が激しい。40分程度で交代する予定であったが急遽作戦変更。6回×25分という短い時間で交代することにした。 バイクのハンドリングも気になる。本当にあれが本来のハンドリングか? その他対策をいろいろと考えてみる ハンドルの切れ込み >FサスのTENが効きすぎているのではないか? 切返しが重い、タイミング>サスの動きが悪い。全体的にダンパーが硬すぎ。 乗り方 >今の状態ではどう考えても中途半端。 とりあえず得意なリーンインに徹することに。 ハイスロ >どうしようもない。(T_T) ハンドリングはサスペンションのダンパーに問題あるのではないかと推測。 ダンパーが硬すぎるのはどうにもならないが、柔らかすぎるのはブレーキの使い方でごまかすことができるので、とにかくダンパーをSOFT側へ振ることにした。 ここで戻しすぎるのを恐れ、前後供に5クリック程度で抑えていたのが悔やまれる。 予選 耐久レースなのに、なぜか予選は1人だけ15分走行し、総合タイムで競われるらしい。 つまり、グリッドスタート。グリッドも妙に狭い。 スタートというよりもスタート直後の混戦が苦手なしげは、のんびり見物することにする。 同時スタートすると、さすがに狭いコースに27台走るとあって、しばらくはごちゃごちゃしてる。ぶつからないのが不思議なくらいだ。 “うーん、あんな状況の中は走りたくないもんだ!” H田君もなかなか頑張っている。真ん中くらいかな まあ、150分もある耐久レースなので、予選順位がそれほど重要とは思えないが、上にいるに越したことがない。 そして無事終了。 予選順位:公式発表がなかったので不明 決勝のスタートもH田君にお願いするつもりだったが、話の成り行きでしげが担当することになる。 “いつもながら、あの緊張感が嫌なんだよね。しかも大混戦だし・・・” 決勝 決勝スタート前に10分だけウォームアップランがあるらしい。えらく長いウォームアップだなと思うが、スタート進行を兼ねると判断し、なにげなくコースイン。 1周回るが誰も止まらない。 “マジ?10分のフリー走行か?しかも決勝直前に?” 信じれないスケジュールであるが、先にイジッた足回りの感触を確認することにする。 ・普通のバイクになったような気がする。ただ、もう少し切り返しのタイミングが合わない場所がある。 ・ブレーキを握りながらコーナーへダイブできるようになった。いい感じだ。 ・おお!場所によっては膝が路面に当たるじゃないか!信じれん! ・ドリフト?必ずしも速いわけではなさそうだ。ドリフトしている連中の中には、クリップ付近でほとんど止まっているような奴もいる。追突しないように注意せねば。 ・ドリフトでインに入られると、前でコケられそうで妙に引いてしまう。 なんにせよ、普通のバイクになったような気がする。とりあえずダンパーを抜いたのは正解だったようだ。 スタート スタートはルマン式に変更になったらしい。 バイクを順番に並べているが、駐輪場の如く間隔が妙に狭い。 “オイオイ!あれじゃ俺の体型ではバイクにたどり付けんぞ。” 日章旗でスタートが切られる。 案の定、バイクの間に滑り込むには少々無理が・・・ちと遠慮気味なスタートとなる。 “いやぁぁぁ! やはり大混戦じゃんか!ぶつかるぶつかる!怖え~怖え~!人が前に詰まってる間にするするとインへ!・・・・・・・・ちくしょう!このやろ!どけやどけや(▼▼メ)” いつもの如くスイッチが入るのは早いものです。しかし、慣れが違います。 こんな混戦、モトクロスやってれば何のことはないのでしょうが、ロードだとそうそう経験できないです。前に詰まってる間にいいように抜かれます。 対策としてはとにかくインべたで走るように心がけました。もう少し縦に長くなってからペースアップすることに。 しかしながら、一旦スイッチが入ってしまえばなかなかマインドコントロールが効きません。 ヘアピン進入でうっかり速度を上げすぎて、前のバイクのリヤタイヤにヒットすること数回。 わかっちゃいるんですけどね。 前でコケタ!インからうまくかわす。 “踏まれるなよ!さいなら~” ヘアピンでインからドリフトで入られる。 “コケルナヨ・・・俺のラインを塞ぐんじゃね~” 数周走るとやっと自分のペースで走れるようになってきた。 1コーナー(高速左 でも3速です)・・・前を塞がれてなければいい感じ。 2コーナー(左90度?) ・・・前を塞がれてなければいい感じ。 3,4コーナー(左複合)・・・前を塞がれてなければいい感じ。 5コーナー(右タイト)・・・向きが変わらない。立ち上がり開けれない。車体姿勢かFイニシャルか? 6~8コーナー(S字)・・・8コーナーが曲がらない。車体姿勢か? 9コーナー(右タイト)・・・自分のベストラインで入るとドリフトで無理やりねじりこまれる。 10コーナー(左90度) ・・・9コーナーからのライン取りが難しい。 11コーナー(左タイト)・・・曲がらない(><) 12コーナー(右90度)・・・11コーナーからの切り返しでタイミングが合わない。もう少しダンパーを抜いていれば(T_T) 13、14コーナー(最終)・・・向きが変わらない。立ち上がり開けれない。車体姿勢かFイニシャルか? 9コーナ、目の前でドリフトしてコーナーに入った2スト(RM?)が転倒。逃げ道が無い! “踏む踏む・・・・・・・・・止まった。” タイトコーナーなので止まれました。なんて喜んでいると、バイクの車高が高いので足を付けなくてコケそうに。 “アブね~” 11コーナーでは、コンクリートパッチも手伝って、低速のオーバーバンクによるトラクション抜けで何度かコケそうに。が、ラッキーなことになぜか立ち直ってます。 12コーナーでは体重移動にサスの動きがシンクロせず、ハイサイドで飛ばされそうに。しかし、これも運良くコケずに済みました。 などなど、バイクと格闘しているうちに25分終了。H田くんに交代。 ウォームアップも含めて35分走ったわけだが、既に腕が終わっている事に気付く。 慣れないバイクのせいか、ずいぶん力が入っているようだ。 交代したH田君。なかなかペースが上がらないようだ。 しげの2秒~3秒落ちで黙々と周回を重ねる。 しげはひたすら休憩する。 走っていると長い25分が休憩していると妙に早い。あっという間にライダー交代。 コースインしてしばらくはマイペース。 とはいいつつも、1回目よりも横着な乗り方に・・・。 タイトコーナーは差ほどタイム差がないと判断し、無理せずテキトーにインをキープして走り、それ以外の速度がのる部分だけ頑張って走ります。 こうでもしないと25分もちません。 そのうち前に遅い集団に追いついた。 このコース、パッシングポイントは1コーナー、2コーナーくらいしかなく、インフィールドのブレーキで抜くにはよほどのスピード差が必要。 ストレートでは相変わらずのウェイトハンディーを抱えているため、そう簡単には抜けない。 だらだらと集団の後ろを走り続けるうち、集中力を欠いてきた。 さっき抜いたはずのバイクがインをさしてくる。 後ろを振り向くと、長い集団が出来ている。 しかし、一旦落としたモチベーションが直ぐに回復するはずもなく、なすすべもなく数台に抜かれる。 悪いことに、腕の筋肉が痙攣を起こし始める。スロットルを握る手も痙攣を起こす。 “こりゃやばい!” ポジションを変えたりしながらモチベーションを回復させた頃には既にライダー交代。 後悔があるとすれば、この2回目の走行だ。 強引にでも前の集団を抜きにかかっておけばよかった。 H田君にも徐々にペースが上がってきている。しげの1秒落ちくらいまでタイムアップ。 ・・・・・・・・あっという間に25分の休憩が終わり、再びしげが走行。 ひたすら走る。腕と手はやはり時折痙攣を起こす。 コケたわけでも無いのに肩が痛い。力の入れすぎか? そのうち、2回目の走行で捕まった記憶のあるバイクに追いつく。 ラインに特徴がある。ホームストレートで蛇行する奴だ。パッシングしようとするラインを塞ぐのでやりにくい。 先ほどは更に遅いバイクがその前にいたため、抜ききれなかったが、今度は一対一。 さっきの走行はこいつのせいで・・・・・ と思うと、再びスイッチが入る。 数周後ろに抑えられた後の最終コーナー。 頑張ってアクセルを開けて背後に着く。スピードが遅いのでスリップは効かない。 インにマシンを寄せてくる。 当らないようにこちらもインに寄せる。 そのままホームストレートを並走。 そして1コーナー。インに寄せてくるが、かまわずブレーキを遅らせてインを取る。 “やっと抜けたよ!” 1コーナーを立ち上がって、つい癖で蹴り真似を・・・ゴメンナサイ。 半周も走ると、そのバイクは彼方へ消えてました。さっさと退けや!(^^;) すっきりして調子に乗って走っているところでライダー交代の時間。 すでにサインが出てから2周は走っていたらしい。 うーん・・・サルのせ○○り状態ですな。 そしてしげと同タイム付近までペースアップしたH田君が走りきり、めでたく完走。 気になる順位は総合12位/27台 でした。 国際クラスのライダーも参加していたらしく、それにしては上出来かな。 事前にもう少し調整する時間があったら・・・・・なんて思いましたが、前日走行できるチャンスがあったにも関わらず、家族サービスを優先したため、仕方ありません。 帰り・・・ 琵琶湖スポーツランドからバイパスに乗るや否や渋滞に巻き込まれ、名神の京都からの渋滞に巻き込まれ、H田邸へたどり着いたのが21時ごろ。 バイクを下ろして帰宅したのが日が変わる直前でした。 子供らは爆睡してます。 そして既に始まっている筋肉痛をこらえながら荷卸をしました。 まだ若いのか?などと考えましたが、要は運動不足。冬はデブリンでトレーニングしようと心に誓う。 その日は風呂も入らずに床に入りました。(^^) 初のモタードで初のコース。最初はビビリモードだったけど、結果はイケイケ状態になり、大変楽しかったです。ダート区間がなかったのも救いでした。 初めてづくしなので、割り切ってタイムを気にせずに走れたことも、楽しかった理由かもしれません。 たまにはこんなレースもいいもんです。 しかし、慣れないバイクでここ数年経験したことがないくらいの筋肉痛です。(>_<) 誘ってくれたH田君、サポートしてくれた皆様ありがとうございました。 参加された皆様 お疲れ様でした。 また機会があれば参加してみたいです。 長文 失礼しました。殴り書きのため読み苦しいところもあったかとは思いますがお許しください。 |