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2割農民の気まま日記

2割農民の気まま日記

2024年04月10日
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​2024年(令和6年) 4月 10日の 気まま日記

 次第に遠のく故郷の事・諸々の中でも、故郷に住まう同級生が

亡くなるのが一番寂しい。 M.Aさんが亡くなったとの訃報が...


最近は 偶に帰省した時 誰一人知ってる人にも逢わなくなった。

かつては 道路やスーパーなどで時に出くわして「お久しぶり...」

「元気?...」なんて声を掛け合ったものだが...

僅かに残った同級生、お宅の周辺に行った時、車でそのお宅付近を

通る時、特に声を掛ける訳ではないが「元気でいるだろうか?」と

思うだけで... その声や顔が浮かんできたものだ。

石川啄木じゃないが、停車場にわざわざ故郷訛りを聞きに行くように

この歳になって偶然「〇〇くん!」なんて呼び止められる事があると

とうれしいものだった。

M・Aさん,女史とは中学・高校と6年間を同級生として過ごしただけ

だが、丁度 その頃の青春時代はその人の全人格が現れる年頃である。

だから いつまで経っても忘れないし、何の気兼ねもなく話ができる。

亡くなった彼女とは、胸がときめく関係ではなかったが賢い人だった。

「賢い」という言い方は 単に利発・利口という意味ではない。

議員になったり、何とか会の会長さんになったり...の故郷で目立った

活躍した風ではないが、逆に引っ込んでいるのでもなく、地道に地域

の皆さんの中で果たすべき役割をしてきた人 らしい。

昔からそういう人だった。 

バランス感覚・常識・良識を持ち、事の善悪が分かる人で、頭低く、

誰にでも公平に...自己をしっかり持ちながらもそれを強く主張する事

もなく、かといって 他人にへつらったり おもねいたりもせず、

与えられた仕事はきちんとこなす。学校の生徒会でも 副だったり、

書記タイプの どちらかと言えば裏方を固める人材?だった。  

要するに「目立たぬようにはしゃがぬように...」を貫いた人だった。

同級生の御主人と平和に暮らしている... という以外には 最近は

お会いしてなかった。 

そうだ! コロナ前までは 私が帰省した時 会いたくなって、

...丁度春のこの時期だ...お誘いすると 我が実家にミツバやワラビ

を採りに二人でやってきた。「少し 腰が曲がったじゃないか...」  

「そうなのよ! 歳だねえ...」などと軽口から 会話が弾んだ。

コロナが 次第に コミュニケーションを妨げた...

コロナの3年間 老化に加速度がつく我らの世代にとっては長い、

深い溝の時間だったなあ... いつしか同級会もやらなくなり...

何人の仲間を 会えずじまいで送った事だろう...

感慨深いものがある。

         ご冥福を祈る 

     2024. 4. 10.
                     2割農民​






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最終更新日  2024年04月11日 08時25分33秒
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