RF-2600整備その1
RF-2600は内部を掃除したくて堪らず、裏ぶたを開けて清掃消毒したついでにロッドアンテナだけは修理しました。まず内部です:フロント側。そして裏ぶた側は清掃済みで、部品が濡れないよう気を付けながら、オレンジ系の洗剤&歯ブラシで綺麗にしました。電源ユニットは一回ネジ止めを外して洗浄していますよ。そしてロッドアンテナです。外してみたら結構ボロボロですね〜。ダメな部分を抜き取らないと修理が始まりませんので、根元をラジオペンチなどで拡げます。ただし拡げすぎに注意。ある程度広がったら、ダメになった部分を先端側から押し込んで抜き取ります。残った1段目の内部は汚れだか埃だかがいっぱい付着していたので、小さくちぎったティシューペーパーにケイグ赤をしみこませて拭き取り、綺麗にしました。ここまで来たら交換用ロッドアンテナの準備で、ロッドアンテナ根元の金具を切り取ります。下のように切り取ったら、こちらも根元を拡げて内部を取り出します。1段目に合う部分をストッパーつきではめ込み、根元の部分を曲げ込みます。要するに上から4枚目の画像のように戻すわけで、これをやらないと直したアンテナが下に抜けてしまいます。無事にアンテナ交換は終了しましたが、RF-2200,2800シリーズ,2900シリーズに共通する問題として、アンテナの根元近くに曲げた痕跡が残っています。これはロッドアンテナを充分に引き出さないうちに転回しようとして、曲げたものでしょう。また1段目に傷が多いのも特徴的ですね。ロッドアンテナに異物や埃などが付着したまま収納すると、このようになってしまいます。折角バラしたのでつまみ類も洗剤で洗いました。チューニングダイヤルのアルミ部分は少しくすんでいたのですが、ケイグ赤で拭いたら結構綺麗になりました。いや〜、何に使っても恐るべしケイグ赤!最後に内部をもう少し紹介します。まずダイヤルユニット:RF2800,2900シリーズとはだいぶ造りが違いますね。AM用のフェライトバーアンテナはダイヤルユニットの下にあります。本機はダイヤルユニットを基板ごと(周波数カウンターもいっしょに)取り出して調整する必要があります。また抵抗やコンデンサはチップ部品が多用されているので、回路図、実体図と照合しながら整備を進める予定です。とは言え、明日以降は2900の整備を優先しますが(^^)