深絞り加工
久しぶりに、弊社がやっている事について、ふれます。下の写真は、よくあるシャーボの先端部分です。ちなみに、シャーボは、ゼブラ(株)の商標です。通常は複合筆記具と呼びます。 後方に有るのが、材料を抜いた、カス(スクラップ)で、はじめに丸いメンコ状に抜いたものを、徐々に加工してロケット状の形に加工して行きます。先端の部分は、シャープメカや、ボルーペンの芯が引っ掛からない様、意外とシビアな寸法が要求されます。プラスチック成型の場合は、金型通りに仕上がるのですが、金属プレス作業の場合、数工程を経る為、微妙な調整作業が必要になります。先端部分が別部品の場合、切削部品が使えますが、一本物は、切削ですとかなりのコスト高になってしまいます。複合筆記具を目にした時、先端(先軸)部分が長い物は、手間隙掛かっているのだと、思って頂き、値段を納得頂ければ、幸いです。(汗)