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ちょうど10年前、学生の頃 しまっこはある一冊の本をきっかけに“カクテル”に魅せれていく。 「カクテルノート 上田和男」 彼にあこがれて、 一生懸命シェイカーを降る練習をしていた。 学校に行くのも忘れてアルバイトに勤しんでいた。 お陰様で、大学は留年。言い訳・・・ 「ドレスコードがあったらどうしよう?」 「お店が満員だったら?」 なんて不安に駆られながら、 そんな彼のお店に足を踏み入れた。 彼にカクテルを作って欲しくて、 注文したのは“ギムレット”ちょっと通なカクテルだ。 ※ギムレットはジンとライムだけをシェイクするシンプルなカクテル。 バーテンダーのシェイキング技術が問われる。 が残念・・・ 横にいた他のバーテンダーがカクテルを作ってくれた。 「美味しい」のだけれど、どうしても彼に作って欲しくて、 再度チャレンジするも、またもや残念・・・ そこで最終兵器の「マティーニ」を注文。 ついに彼がしまっこのためにカクテルを作ってくれた。 そして、最後にギムレットも。 いつかは彼の作ったカクテルを飲みたいと思って10年。 とても至福の一時だった。 そのとき、ふと思ったこと、 「彼のお店には東京にいるとき、いつでも行くことができたはず。 どうして10年の歳月がかかったのだろう?」 彼のお店のお客として、 自分は相応しくないと思っていたから。 結論、やりたいことがあっても叶わないのは他の誰のせいでもない。 “止めているのは自分自身”であることに気がついた。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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