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カテゴリ:作家別は行
文春文庫 168‐24午後の恋人 上/平岩弓枝 文春文庫 168‐25午後の恋人 下/平岩弓枝 夫の愛人に子供が出来た事を理由に、一方的な離婚を言い渡された主人公明子。 「四十なんてもうおばあさんだわ」 そんな風に思う明子だったが、離婚後すぐに様々な男に言い寄られて…。 これ、すっごく面白かったです! いろいろな意味で。 まず、設定がとても華やか。 元主は商社の専務だし、叔父は高名な画家。 言い寄る男たちは航空会社勤務、弁護士、鼓方の若き跡取りなどなど。 舞台も表参道、銀座、スペイン、パリなどですし。 明子の着ている着物もいいですよね。 泥大島とか憧れる! 突然訪れたモテ期もいいですよねぇ。 女性なら一度は憧れちゃうシチュエーションじゃないでしょうか? 正直、明子の外見以外のどの辺りに惹かれたのか聞いてみたいですけど(笑) ただ、男たちの愛情、重すぎませんか? 元夫なんてあれ、完全にストーカーですよね。 今だったら絶対に接触禁止令出されますよ。 弁護士もストーカー気質だし。 正直言って気持ち悪い! 特に元夫! なんなの、一体。何がしたいの、元夫。 なのに復縁しちゃう明子が一番謎だけど…( ; ゚Д゚) 復縁したのに出ていく元夫も謎だけど。 何なのよ、もー!!! いい人、ほぼいないじゃない。 叔父と叔父友人くらいしかいないじゃない。 佐伯の一族、最悪じゃない。 …と思いながらも読み切っちゃう。 続きが気になっちゃう。 そんな魅力あふれる本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.09 20:44:08
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