灰色の空のむこうには…

僕は毎朝出勤前にコーヒーを飲んでから家を出てます。


いつも朝御飯を食べてから少し休憩して、そこから慌しく
会社に行く準備をするのですが、無職な両親は僕がばた
ばたと用意をしている横で優雅にコーヒータイムをして
いまして、ついでに僕の分も淹れてもらっています。

まぁ、準備と言っても３０分くらいかかるので、猫舌な
僕としてはそれくらい経ったほうがコーヒーもほどよく
冷めるのでちょうど良かったりするのですが。


で、今日もいつものように家を出る前にコーヒーを飲もう
とすると、思わずカップに淹れられているのを見て何じゃ
こりゃ！と叫んでしまいました。

カップに入っていたのは白い液体でして、うちではよく
クリームなんか買い忘れたりして何かが抜けているという
状態はあるので、ひょっとしてコーヒーを買い忘れて
クリームだけにしたのではと、あながちやりそうなうちの
母親の感性を疑ってしまったのです。

叫んだ僕に気付いた母親が何事かとリビングから出てきて、
コーヒーじゃないことに気付いた僕に説明したのが、今日
はクリームがなかったのでカルピスにしてみたとの事。


そう言われてみれば、カラダにピースなカルピスの色と
いえば色なのですが、うちのキッチンでカルピスなんて
見たことがなかっただけに、どこにあったのか以上に賞味
期限が心配だったりしたのですが…。

僕的には別にブラックでも良かったのですが、まさか
カルピスなんてそんな変化球があるとは。

それよりもコーヒーだけをよくブラックと言いますが、
クリームだけってのはやっぱりホワイトと言うのかと、
そんな飲み物があるかどうかは別にして意味不明なことを
考えてしまいました。