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灰色の空のむこうには…

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2013.12.03
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カテゴリ:本の話題

式の前日


さあて
歩いてやりますかー
ヴァージンロード



仕事中にラジオを聴いていますと、パーソナリティの方が
気になるものを紹介するというコーナーがあり、そこに
登場したのが本書。

何でも紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする「キノ
ベス」なるものがあり、その中で唯一マンガとしてランク
インしたので興味を持ったとか。


本書は全1巻の短編集で、6篇の作品が収録されているの
ですが、その中でも表題でもある「式の前日」が、わずか
16ページの作品ながら読んでいて号泣し、読み返して
また号泣したらしく、メインパーソナリティの方もさすが
に呆れ気味で話を聞いていたのです。

それじゃあということで、今から1曲かけている間にその
短編をメインパーソナリティの方に読んでもらおうという
ことになり、どうなるのかと歌を聴きながらわくわくして
待っていますと、歌が終わってからメインパーソナリティ
の方はホントに涙声で感想を述べられていまして、これは
ひょっとして凄い作品なのではと興味を持った次第で。


そうなると一刻も早く読みたくなるのは心情で、仕事途中
に本屋さんがあったので立ち寄って探してみたのですが
どこにも見つからず、人気作品だから売ってないのかなぁ
と思ってネットで検索しますと、何と驚きの少女コミック。

いやはや、マンガのストライクゾーンは広いつもりでも、
さすがに少女マンガまではフォローしてないよと、仕事着
ということもあってコーナーに入るのは止めましたが、
考えれば考えるほどやっぱり欲しくなるわけで。

それを帰り道に柏原くんに言うと、探しに行けなかった
のはメンタルの問題だと言われてしまいましたが、僕と
しては良識の問題かなと。


残念なことにうちの近所には歩いて15分ほどのところに
あるスーパーの中にこじんまりとした本屋しかなく、途中
バスに乗ってしまったので家そばまで帰ってきてしまった
のですが、やっぱり探しに行こうと家とは逆走して本屋へ
行くことに。

少女マンガがどういう基準で並べられているかなんて全く
わからない僕としては、棚を端から端まで見ていくしか
なかったので、かなり長い時間立ち尽くしていた僕は周り
から見れば怪しい人物に見えたのでしょうが、そこはそれ
頼まれたのよ~オーラ全開で突き刺さる視線を華麗に躱し
続けると、何とか無事に発見したので即レジへ。

ふっ、やっぱりメンタルの問題じゃなかったと思いながら
足取り軽く自宅へと帰り、晩御飯もそこそこにすぐさま
読みはじめました。


と、前置きはさておきここからが感想。


よく物語などを読んでいますと、行間を読む作品という
ものがあるかと思いますが、本書はまさにその行間と言い
ますか空気を読ませる作品。

普通の作品だと1から10まで物語は描かれていますが、
本書は読み切りの短編集という利点を最大限に活かして、
いわゆる起承転結の承か転からはじまり結に収束すると
いう斬新な構成。

表題作を読んだ先のメインパーソナリティの方の感想が
言い得て妙でして、はじめの13ページはどうという
ことのない展開がラストの3ページでいきなりぐっと
来る物語です。


残念ながら僕は泣くまでもいきませんでしたが、それ
でも心に感じ入るものがあり、これまであまりこういう
構成の作品は読んだことがないので貴重な一冊です。





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Last updated  2013.12.13 00:04:06
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