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カテゴリ:History
今日の気になる話題は、若者の思考についてです。 上の記事は、瀬戸内寂聴さんとホリエモンの対談の内容を、解説付きで伝えたものです。この対談で、両者間のかみ合わぬテーマとして、日本の「戦争」が取り上げられていました。 日本は、明治-大正-昭和と戦争の時期を刻んできましたし、昭和20年8月の敗戦までの数年間は、厳しい国家統制の時代を経験したのでした。 この時期の戦争の悲惨さを知る寂聴さんと戦後の豊かな世代に育ったホリエモンとでは、戦争に対する認識に差が出るのは当然ですが、現在、安倍自民党内閣の下で、戦前回帰とも感じられる諸法案が次々と成立していく中で、戦争を考えるのは、意味のある試みと云えますし、国民の世代間格差を明らかにするのも、有意義でしょう。 しかし、その解説文の中では、世界を覆うグローバリズムの下で、それに便乗する一部の富裕層(ホリエモン)と、その財蓄積機構から蹴落とされた広範な貧困層(ネトウヨ)とが形成され、後者が民族主義の衣を纏って、「戦争」を煽っていると、図式化されています。 この構図ですが、何となく的を射えているように思われますが、実は、全くの的外れなのです。グローバリズムには、その対極の概念が存在して、それはローカリズムなのです。 先の構図では、グローバリズムの内部で、戦争でボロ儲けして、挙げ句の果てに危険地帯から我先に逃走する「富裕層」と同じ経済構造の中に、「貧困層」が同居しているように描かれています。 「ネトウヨ」は、都市部において、グローバリズムのお零れを頂戴して、ささやかに「自由」を楽しんでいる「ワーキングプア」の一部に過ぎません。 確かに、彼らの中で、「イスラム国」に共鳴して、戦地に向かう若者が出現していますが、それもまた、極めて一部の存在で、大半は、勇ましい言辞とは裏腹に、安全地帯に身を置いて、「戦争」を叫んでいるに過ぎません。 グローバリズムの対極のローカリズムの理念の下で、地方社会の自立を実現すれば、そうした幼い思考の持ち主を、確かな地域づくりの現場に向かい入れることができるでしょう。 自己と社会との乖離こそ、実態のない空想の「戦争」に結びつく基盤であるのです。社会づくりのありようが、自民党安倍内閣では、狂っているのです。その帰結としての「戦前回帰」が、幻にせよ生じているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 1, 2017 06:50:37 PM
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