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カテゴリ:lecture
放送大学の公開講座に出てきた。 北見市に新しい図書館が昨年の暮れに、JR北見駅に隣接して建設され、そこに放送大学の学習室が併設された記念として、上のパンフに見られるような公開講座がおこなわれた。 その内容は、地域社会を過ごしやすくする一環としての在宅医療や在宅看護の現実と課題についてであった。特に、人生最後の時期を自宅で迎えたいとの希望に応える取り組みに、力を入れていきたいとの内容だった。 なかなか難しいテーマですね。基調講演の大友医師は、神奈川県横須賀市の衣笠地区と北海道札幌市での在宅医療の経験について述べられていましたが、率直に言って、オホーツクを含む、道内の地方の小さな町ほど、高齢独身家庭が比率として多いように思われる。 このような地域では、人生最後の場所を選べる余裕が消滅してしまう。一人暮らしの高齢者の生活は病を得たら、これまで通りの独居が不能となり、施設を頼ることになるが、その後に健康の回復ができたとして、かれらに介護を含めたサポート体制が実施できるだろうかというと、かなり難しいのではないか。 このサポート・システムを考えるとき、今後大幅に増えると予想されている後期高齢者層に対して、医師、観護師、介護士のような専門家は、その手が足りない。地方ほど、家族や親族は遠方に住んでいて日常的な力にはなれない。そして、一般の住民も、多くは仕事を持っており、戦力化できないと見なければならない。 このような状況において残された可能性は、年金生活を送っている「フリーライフ世代」ということになりそうだが、すでに何らかのフリーライフを選択ずみのところへ、新たな独居高齢者の介護という選択の道筋は、簡単にはつけがたい。これが現実であろう。 もっとも、その役割に対して、かなりのレベルの魅力的なインセンティブが示されれば、その可能性は開くかも知れない。この機能を担う健康な高齢者を対象に、何らかの組織体が創設されて、そこのマネジメントのもとでの事業としてである。 地方社会は、現実に、激しい人口減少に見舞われていて、何よりも地域社会の維持と再興を必要としている。こうした地方社会において、人生最後の時期を、健やかな地域環境によって、安心-安全-安定のアメニティが実現できたとすると、そこに地域再興の夢が訪れるかも知れない。 この可能性を追求する自治体はありますでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 30, 2017 09:54:06 PM
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