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カテゴリ:History
戊辰戦争当時の会津藩家老屋敷が再現され公開されていました。 当時の家老・西郷頼母の屋敷なのですが、会津23万石の家老らしく立派な造りです。さまざまな展示物が見られましたが、その中でももっとも関心を寄せられたのは、写真で紹介した頼母の妻・千重子の自刃シーンを再現した展示でしょう。
逆さ屏風を立てて、一男五女と共に、「敵にはずかしめをうけず」と34才の若さで自らの命を絶ったとされています。私の妻はかつて母と5人姉妹と共に、このシーンを見たそうですが、彼女の母は涙にくれて泣き止まず、いまだに記憶に新しいとのことです。日本人の涙腺を緩める説得力をもっているのでしょう。 武士の社会では、戦いにおける勝者は敗者の女性達を我がものにしてよいとの不文律があったそうですが、これをもって「日本の奴隷制」と見る主張もあるくらいです。「敵のはずかしめ」とは、このことを意味しているのでしょう。そこでの女性の地位の副次性をあらわす戒めと云えるでしょう。 これは白虎隊自刃と共に戊辰戦争における2大悲劇と云っても良いように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 23, 2017 09:30:39 AM
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