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Shimojimのブログ

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August 6, 2017
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カテゴリ:politics
AI(人工知脳)の活用策が求められている。
市場(経済)がヒトのありよう(社会)に密接に関連するほど、企業の意思決定は複雑化し、リスクが増していく。簡単に言えば、ヒトの移ろいやすさに追随しなければならないために、企業の業績がその対応力に左右されて、その浮沈が激しくなると云うことだ。

トヨタの電気自動車(EV)への対応の遅れという、現実の企業リスクは、この事例に相当するように思われる。トヨタには、電気モーターによるエンジンへの支援システム(ハイブリッド・カー、HV)という燃費向上策の切り札が確立していて、他企業を圧倒する立ち位置にいた。

HVはPHV(プラグイン・ハイブリッド)よりも、EVよりも、よりコスパが良好で十分に対抗できるし、その先は自社の開発済みのFCV(燃料電池車)の時代が来ると、トヨタは読んでいたはずである。

だが、世界の各都市の自然環境の悪化は彼らの思惑を超えて、現実対応を企業に求めることとなった。トヨタは、これが読めなかったのだ。ヒトの判断の限界といって間違いなさそうだ。

経済(市場)と社会(ヒトのありよう)の錯綜する関係性をAIで読み解かせるとしたら、おそらく、世界各地の自然環境情報という膨大なデータを分析せざるを得なくなるが、ここに強力なツールとしてのAIを援用して、その威力を発揮せしめることによって、自動車の駆動システムは、いかにあらねばならないかについて、明瞭な解答が得られる可能性が高いのだ。しかしながら、トヨタには、この備えが欠落していたと云うことでしょう。車づくりの経験という自己能力に信をおいた、あるいは、おのれを過信したというべきか。

企業のリスク、社会のリスクを軽減させうる手段としてのAI。現実の日本社会には、それが求められていると云うことが云えそうだ。この国のお得意の官民一体でのAIへの取り組みが、これからはじめられるのでしょう。その動向を見守りましょうか…。





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Last updated  August 7, 2017 12:11:17 PM
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