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カテゴリ:politics
憲法9条を世界遺産に位置づけて改正反対とか…。少し前の時期になりますが、政権党の幹事長を務めた実力者といわれた古賀誠さんが、憲法改正反対を明確に主張されています。その根拠として、上の記事にあるように”憲法9条は世界遺産”であって手をつけてはならないし、その必要もないというのです。何やら心情的にはよくわかるようには思いますが…。
さて、憲法改正反対の声はよく聞きますですね。現政権が改正に熱心ですので、その反論として…。しかしながら、そこには大事な論点が欠けているように思います。それは、戦後史におけるニッポンの位置関係の変化なのでして、それを踏まえた議論ができていないという点です。 戦後のニッポン経済は紛れもなくアメリカの懐の中で発展してきました。おおよそ、ベトナム戦争後あたりまでがそれに相当します。この状況の下では憲法9条は、その理想と共に生きていたと云えるでしょう。 だがしかし、その頃からアメリカの世界経済に対する支配力は低下の一途をたどります。勃興するニッポン、EU,そして今日的なシナ…。トランプの登場と共に、アメリカ自身が、その衰退を認めたと見るべきなのです。 いまやアメリカ-シナの新冷戦が公然とささやかれている状況です。そして、頼みのアメリカは同盟国さえも守るかどうかわからぬ頼りなさを呈してきていますね。もはや抱かれるべき”懐”が喪失してしまっていて…。 この状況下で、憲法9条をどうするのかが、本気で語られねばならないでしょう。忘れてはならない事実は、世界の新たな趨勢が”自立経済化”だということです。ニッポンに則して云えば、エネルギーと食糧の”自給化”です。それの達成には、かなりの時間が必要でしょう。それまでの期間をどう処するのか。その後をどうするのか。当面の問題として、アメリカ、韓国、北朝鮮、シナ、ロシアといった周辺国との関係をどう描くのか。 憲法改正は必要ないのでしょうか? それとも必要なのでしょうか? その理由を”ニッポン経済の姿”と”変転する国際関係”の中から明示してもらわねばならないのです。”世界遺産”では説得力が…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 17, 2019 07:31:22 AM
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