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カテゴリ:politics
北海道はニッポンの食糧生産基地と呼ばれますが、そこに住まう者にとって、これは何とも心強いじゃないですか~。ニッポンの現実の食糧自給率は、カロリーベースで37%程度と思われますが、これを10年後に45%まで引き上げようとの計画を農水省は立ててるのですが…。
上の記事によると、この計画も達成がかなり危ういというのです。農業人口減や自然災害多発がその主因とされています。だとして、何で自給率引き上げが必要なのか?との疑問が生じますですよね。これまでは、輸入重視で下がるのを放置してきたのですから…。 ご存知の通り、今の世界の政治的な最大の話題は、アメリカとシナによる覇権争いでしょう。トランプの打ち出した”自国第一主義”が、そのカギを握る概念です。シナは、それをアメリカの勢力の退潮ととらえて、陸海両面にわたって勢力拡張、つまり覇権確立に乗り出しました。これを後押しするための産業近代化も併せて…。これを叩き拒もうとするアメリカのあがき…。これが米-シ新冷戦です。 そして、この戦いの帰趨を決する要因こそ、実は”経済の自給化”なのです。この点で、アメリカは絶対的優位を誇っています。何せ、主要産業の自給率は半端なく高いのですから…。この要因をテコに自国の豊かさを確たるものにしたいというのでしょう。 アメリカのこの動向は世界のすべての国に及びますね。その巨大な市場への参入と引き換えに、途方もない見返りを吹っ掛けられる可能性が生じていますので、どの国も、安閑とはしていられません。これまでの”自由貿易”の終焉です。 ニッポンはどうすればいいのか? 答えは自明です。”自給経済の構築”です。農業をはじめとして、エネルギーも、基礎資源も、何もかもです。そんなのできるわけないと言い放つ方は、加工貿易型産業政策に骨の髄まで侵されている”中毒思考人間”に他なりません。”為せば成る”なのです。そのための科学技術を生み出し確立すればいいのです。これまでのような他国の市場へ売り込むためのそれではなくて…。 比較的に身近な”農業”の自給化は、国民の食の自らの手での”生産”ですので、安心、安全、安定の三要素をわたし達もたらせてくれるという意味で第一義的に重要でしょう。 コロナ禍の中で、それを痛感させられたはずじゃなかったのでしょうか?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 22, 2020 07:12:57 AM
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