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May 26, 2022
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カテゴリ:politics
いま、バイデンの来日に符合して、ニッポンの防衛予算の増額の声が噴出しているのですが…。

​記事 防衛予算の増額必要 自民安倍氏 時事ドットコム 2022年5月15日​ 参照。

この問題を考えるためには、いったい全体として、日本の平和は、どのようにして達成されるべきなのか?という基本的問いに答えなければならないでしょう。上の記事では、自民党のリーダーの一人である、あのご仁が、ニッポンは他国と国防をめぐる同盟関係を結び強化してこそ、それが叶うと述べています。そのためには防衛予算の増額が不可避だとも…。

この見解は、自民党の基本的スタンスといってもよいでしょうが、国会議員の行動を規定する”ニッポン国憲法”の”平和の規定”とは、明々白々に異質であるという歴然たる事実にもかかわらずです。

憲法の前文で曰く、”日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した”と記されています。

この前文の規定は理念としてはよくわかるのですが、どのようにして”平和”を実現するのかという方法論が明示されないと、上の自民党の議員のような国防費増額論の主張にすり替わり、まかり通ってしまうのです。

ニッポンにかかわりのある諸々の国の国民の公正と信義とは、その信頼の基盤をどのようにたしかにすることができるのでしょうか? 自民党の見方は”敵と味方”を線引きして、”味方”の国々の国防力を高めて相手を威圧することにより、”敵”から手を出さしめないようにすればよいのだという考え方です。

これでは、軍事力強化合戦となってしまって、いつまでも収拾がつかないでしょう。現実に世界はそのような様相を呈してきています。ニッポンもその輪に加わらねば後れを取ると、あの記事は国民を脅迫しているに等しいのです。

これは”諸国民の公正と信義への信頼”とは、似て非なる発想と云わねばなりません。そんな主張をする人物を国会に送ってはならないのです。だとしますと、どのような想念が求められるのでしょうか?

それは、”ニッポンの国を、社会を、ヒトを破壊してはならないとの強い認識を諸国民に抱いてもらうこと”です。そんなのできるわけないよ⁉ なんて思う方がおられるとしたら認識不足と云うものです。

ニッポンの”ヒトも、社会も、国も”、その魅力を十分に高めて、行ってみたい、交流してみたい、学んでみたいという確固たる動機を保持してもらえれば、それを促すように然らしめれば、それが叶うのです。いま現在でも”良い国”なのですが、さらに、その魅力を高めれば、その望みに近づくでしょう。

ヒトを殺める武器の大量保持や高度化よりも、どれほどに人間的で平和的だかわかりません。はるかに崇高な方法論だと申し述べておきたいものです。実現可能ですし…。それぞれの国が、その国民が、同じようにそれに取り組めば、世界は円ぁるく平和に収まるでしょう。そうありたいし、そうしましようよ…。





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Last updated  May 26, 2022 06:44:36 AM
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