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ほぼ日刊三浦タカヒロ。

「羽ばたけ仙台方式。」

羽ばたけ仙台方式。
2003シーズン。ベガルタ仙台が戦う仙台スタジアムを舞台に、もう1つの熱い挑戦が繰り広げられていました。その名も「仙台スタジアムごみ減量大作戦」。
まず一試合でどのくらいのゴミがスタジアムからでるのかをとにかく綿密に調べ、そして調査結果から観客・チーム・ボランティア・環境NGOの総力を挙げての様々な取り組みを展開しました。
私はMELONという環境NGOスタッフとしてこの取り組みに参加しました。
試合を見る暇なんてとてもなく、コップの回収、減容化やスタジアム全体のボランティア弁当を資源回収する分別のお手伝い、でた生ゴミを持ち帰って堆肥化するまでをほぼ毎試合続けました。
当初は、ソース袋、竹串、ホイルなどもたっぷり生ゴミ袋に混入して全然分別されていない状況。油、塩分も多く堆肥原料としては劣悪というのが正直なところでした。しかし試合回数を重ねていくなかで意識も向上し、チーム成績とは裏腹に劇的に改善されてきていることを肌(目、鼻、そして指)で感じていました。今年は、この堆肥でメロンを栽培してみるつもりです。
今回の作戦は、ごみ袋の貼り方・並べ方徹底。コップの分別回収。ボランティア、警備員、スタッフ弁当の分別回収と堆肥化。横断幕の作成。そして、通年のごみ排出量徹底調査。それぞれをホームゲーム毎に展開しました。
結果、この取り組みはごみ袋排出数4割削減(シーズン当初比)という予想を上回る成果をあげることができました。29日には、仙台市内にて活動報告などのシンポジウムが開催されます。
私たち市民がみんなで創りあげたこの「仙台方式」は、ベガルタ仙台とともに、更なる進化を遂げて羽ばたこうとしています。


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