ボロブドゥール遺跡
インドネシアのジャワ島に、世界遺産であるこの遺跡はあります。ジャワ島には、インドネシアの首都ジャカルタがありますが、ボロブドゥール遺跡は、ジャカルタよりバリ島に寄りの、ジョグジャカルタというところにあります。私はバリ島旅行の最終日に、飛行機で一時間くらいのこの地へ寄りました。バリでの安いけれどお気に入りのコテージとは大違いの、殺風景で、うら寂しくなるような、ホテルに泊まりました。唯一遺跡の中にあります。そこでドライヤーを使うと、ブレーカーが落ちてしまい、ホテルの方に迷惑をかけました^^’旅行の最終日で、かなり歩く私も、もうよれよれでした。ボロブドゥールは、東南アジアでは珍しく、大乗仏教の寺院です。大乗仏教は、あらゆる人々を救済するというお釈迦様の教えを持っています。朝の六時より早く入って、、朝陽が見たかったのだけど、購入するチケットを間違ってしまい、六時まで、門の外でした。とても残念だった。巨大なこの遺跡は、下から順に、4つの回廊と、3つの円壇の階にわかれています。一番下から順に、お釈迦様の生涯がレリーフに描かれています。4つの回廊のもっとしたには、欲望の階があり、飲酒の戒や、悪い顔など、そんなわかり易いレリーフがたくさんあります。一番下の第一回廊には、お釈迦様の生涯が、物語としてレリーフになっています。第二、第三、第四回廊にも、たくさんのレリーフがあり、見ごたえありました。ゆっくりみながら、だいぶ、時間をかけて上へと進みました。殆ど誰にも出会いませんでした。ジャワ様式の4つのレリーフのある回廊は、「色の界」を現しています。その上へとあがると、こんどはインド様式の「無色の世界」です。そこには、ストゥーパという、囲いの中に、ひとりひとり、仏像が入っています。破損して、むきだしになってる仏像もありますが。そのなかのひとつのストゥーパのなかの仏像に、手が届くと、願い事がかなうといわれているそうです。私は、手が長いので、ちょっとのばしたら、何と、手が届いたのです!もちろん仏像の足の裏にも。嬉しかったけれども、私と来たら、届くのに必死で、肝心の願い事を考えてなかったの。まさに、私の人生を現してるなと、気づくことができました。遺跡の一番上から景色を眺めると、ジャワの森の緑の中から、なにやら不思議な唄う声が聞こえたりしました。緑の景色も、霧に煙っていて、とても幻想的。たくさん写真を撮りましたが、デジカメじゃないから載せられなくて残念。汗ばむような気候で、だんだん暑くなる頃までうろうろしてました。浮かぶように高いところにいる遺跡の仏像さんと、背中合わせでこっそりくつろいだことも、良い思い出です(笑)ホテルへの帰りの道での、物売りのしつこさには辟易しましたが。以前は、バリもそんなだったとか。