◆ 環水平アーク　彩雲　違いは？　【画像で】

2013/06/24

◆ 環水平アーク　彩雲　違いは？　【画像で】

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横一直線の虹、
環水平アークが現れたとのニュースがありました。

◆“虹”が横一直線に？　長野の上空で珍現象　2013年6月23日
http://news24.jp/articles/2013/06/23/07230994.html

長野県の長野市や中野市など北部で２３日、上空に横一直線の虹のようなものが出現した。気象台によると、虹とは違う珍しい現象とみている。

　中野市の一本木公園では午後１時頃、南西の上空に横一直線の虹のようなものが現れ、５分ほどでみるみる横へ広がっていった。長野地方気象台では雲の中の氷の結晶や水滴に太陽の光が屈折して起きる珍しい現象「環水平アーク」ではないかとみている。この現象は長野市などでも観測された。

　虹は雨上がりに現れるが、２３日の長野市や中野市は晴れの天気だったため、虹とは違う気象現象だという。美しい現象は１５分ほどで次第に色が薄くなり、消えていった。

（※日テレニュース２４より、引用ここまで）

ちなみに、環水平アーク、という気象現象の画像は、こちらです。
（今回の長野の写真ではありません、ウィキペディアからの引用です）

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とても綺麗ですよね～。
これを直接見た人は、何かいいことがあるような、ラッキーな気分を味わったかも。
環水平アークは、水平弧、水平環とも呼ばれているそうです。

この環水平アークという気象現象にとても良く似たものに、「彩雲」があります。
彩雲については、私自身が見、写真におさめたものがあるので、それを貼りますね。
環水平アークと彩雲の違いについては、写真で見ると、よく　わかります。

彩雲が、この写真の通り「七色が混ざって、広がっている」のに対し、
環水平アークは、横一直線に伸びた、まさに「虹の仲間」に見える姿です。

しかし、上のニュースにもある通り、
環水平アークは虹と違い、必ずしも雨上がりに出るものではなく、
また、虹が、太陽から見て、ちょうど反対側に現れるのに対し、
環水平アークは太陽と同じ方向（必ず太陽の下方）に、ほぼ水平に現れるそうです。

彩雲は、雲に含まれる水滴で日光が回折し、
その度合いが光の波長によって違うために生ずるものですが、

環水平アークは、雲の中の氷晶に太陽光が屈折して現れるとのこと、

環水平アークと彩雲は、別々の気象現象であり、出来かたが全然違うので、
視覚的には似て見える現象でありながら、
「出会うことができる条件」が、まったく違うようです。