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まだ肌寒い日が続いていますが、さすがに今日は暖かいです。 もう6月ですもんね。 昨日横浜にいる姪が娘を連れて家にやってきました。 3日前からこちらに里帰りしていたそうです。 お正月からこっち見てないので、歩く姿は初めて。 手をひかれてよちよち歩くので感激しました。 ほんとにかわいい紗菜ちゃん。 食べちゃいたいほどです。 ![]() 帽子をかぶって畑まで歩いて行きました。 今度はお盆まで会えないので、どれだけ大きくなっているのか楽しみです。
桃を食べた4人は・・。百合姉ちゃんが開かずの間と呼ばれている2階の部屋を探検しようといった。 4人は階段を上って、誰が最初に開けるかじゃんけんをした。負けた梅姉ちゃんが、扉に手をかけた。そして出てきたのが大きな金色の仏像だった。その金ぴかの仏像は 「わしはこの家の守り神だ。見てはいけないといってたのに、お前たちわしを見たな」 といって4人を捕まえようとしている。 「キャー」蜘蛛の子を散らすように4人が逃げ出した。そこで前の僕ならその仏像を立ち向かっていくのだが、百合姉ちゃんの夢の中でのことを教訓として、その場はほっといて僕は夢食いを探し始めた。他の部屋の障子を次々と開けていく。一番奥の部屋でお目当ての夢食いがいた。この前よりももっと大きくなって2メートルくらいになっていた。 「やっと見つけた」 「またお前か。この前の夢の中から出てこれたのか。厄介な奴だ」 「それは僕がいうセリフだよ」 僕は夢中で野球バッドで殴りかかった。 「ボム」と手に手ごたえを感じた。ところが小さな僕が殴っても屁とも思ってないようで 「バカが。これくらいでやっつけられると思ってるのか」 と黒い足で僕を蹴った。蹴られた衝撃で僕は気を失いかけた。でも気力で、また消えられたら大変!と僕はどくだみの葉っぱをポケットから引き出した。 「いい匂いだ」 匂いに引きつけられたのか夢食いは消えなかった。 その時、鋭く光る夢食いの目にオセキが嘴を突きたてた。「ヒエー」続いてニャン助が夢食いの手に噛みついた。「ギャー」最後にチビが大きな口で夢食いのお尻に噛みついた。 「許してくれー。やめてくれー」 夢食いは、果敢な3匹の攻撃にとうとう降参した。 「もう人の夢の中に入って悪さはしないか」「はい、申し訳けありませんでした」 と夢食いは頭を下げた。「万歳!」僕らは夢食いをやっつけたんだ。と喜んだ瞬間僕らは桃姉ちゃんのベッドの横にいた。 桃姉ちゃんは「仏像様、どうか助けて」 と寝言をいっている。まだ金ぴかの仏像の夢を見ているらしい。ということは桃姉ちゃんの夢はまだ続いているってことで、ほんとに夢食いの退治が終わったということだ。 夢食い退治の興奮で忘れていたが、正直おなかもペコペコだ。僕たちはこっそり台所にいって冷蔵庫にあるケーキやハムやらパン、干物やらを片っ端から取り出して食べた。 翌朝、冷蔵庫になにも残ってないと気がついたお母さんに怒られると思いながらも・・。 終わり
と桃姉ちゃんは笑った。 「そうか、失敗しちゃったのか、誠が1回で退治できるとは思っていなかったけど、まあ今度は退治してよ。期待してるから」 今度?ところがその夜から桃姉ちゃんは、毎日夢を見るようになった。 ところが僕は夢を見てない状態が続いている。自分が夢を見れないんだから自分ではどうしようもない。なすすべもない。 夢食いは僕らが邪魔で、桃姉ちゃんからほかのだれかに乗り移ったに違ない。 近間では梅姉ちゃんか百合姉ちゃんが狙われやすいが、百合姉ちゃんは高校2年生だから大人に近い。夢食いは大人の夢は食べないって話だから、きっと百合姉ちゃんはなしだろう。梅姉ちゃんが本命か?ちなみに僕の姉ちゃんたちは山崎家の美人3姉妹と呼ばれている。が、もちろん僕は対象外だ。 三人の姉ちゃんたちを前にして、これまで起こったことを話した。桃姉ちゃんが 「ほんとに夢食いがいるのかは分からないけど、確かに誠が野球のユニホームを着て私の横でスタンバイをして」 僕は回りくどい説明をする桃姉ちゃんにしびれを切らし、 「ほんとに夢食いはいたんだ、白いマントを着て眼をぎらぎらさせて、でも想像より小さかった」 「でも桃はそれを見てないんでしょ」 と梅姉ちゃん。 「それは・・。それは桃姉ちゃんには夢食いが見えてないだけで・・。」 と僕は一応助け舟を出した。 「すなわち夢を見ている本人に分からないと・・。桃が物覚えが悪いわけじゃなくて」 「それは聞きづてならない言葉。私が物覚えが悪いですって」 そこで桃姉ちゃんと梅姉ちゃんのバトルが、もちろん口では梅姉ちゃんが一枚上手で梅姉ちゃんが勝った。冷静な百合姉ちゃんが 「それで私たちにどうしろと?」 「学校で夢食いの話を聞いてほしいんだ。そしてやっつける方法を見つけるんだ」 「仕方ない。かわいい弟ならぬ妹の頼みだから明日学校でリサーチしてみるわ」 さすが僕の姉ちゃんたち、頼りになる。 翌日、四姉妹が百合姉ちゃんの部屋に集まった。僕たち下っ端と違って百合姉ちゃんは8畳の部屋を一人で使ってる。結果は、はかばかしくなかった。夢食いの噂はきたことはあるというものの、実態は分からない。ましてや退治の方法などは分からないというものだった。ただ夢食いはどくだみの匂いが好きだという。その後もリサーチしてくれるという。 夢食いがどくだみの匂いが好きなら夜、どくだみを横に置いておけばその匂いに誘われて、夢に入り込むかも? 僕の家の庭には、雑草にまぎれていたるところにどくだみが生えている。どくだみは臭いけど白い花は可憐だ。以前に百合姉ちゃんが便秘で悩んでいた時、どくだみの乾燥させたのが効くというので僕がどくだみ取りをやらされたことがあった。手に匂いがついて美佐子ちゃんからから「近寄らないで」といわれたことがあった。こんな臭いにおいが好きなんて変な奴だ。 独特な匂いのどくだみ作戦は姉ちゃんたちには不評だったが、我慢して置いてもらった。その間にもリサーチは続いた。それによると、他人の夢の中に入り込んでその夢を中断する夢の中から戻ってこれない、と。 そして2週間後、百合姉ちゃんが、 「最近、夢を見てるんだけど、夢見が悪いというか、変な感じ」 「そりゃ、夢食いがやってきたんだ」 早速、その夜僕たちは、百合姉ちゃんのベッドの横でスタンバイした。 「ほんとにそんなんで退治できるの?」 僕のしましまの野球姿を見て、にやにや笑いながら百合姉ちゃんが聞いてきた。 「今度こそはこれで、殴って消滅させてやる」 僕はブンと野球バッドを降りあげた。 「はいはい、頑張ってね。じゃあ寝るね。おやすみ」 横に僕らがいて、寝付かれないのか百合姉ちゃんは今憧れてる先輩がいるってことを話してくれた。 初めて聞いたそれは、くすぐったいような気がして、僕が大人にみられたようでうれしかった。 百合姉ちゃんの夢の中で、あこがれの先輩に会えるかも?と期待した。 ほどなく百合姉ちゃんの寝息が聞こえてきた。 そろそろだ。セキセイインコのおセキが「カメルラメル、イレムコウン・・」と呪文を唱え始めた。今度は1回で成功したみたいだ。 またガタガタと床が揺れはじめた。不快な揺れだ。2度目だけど慣れることはない。アッ、天井にぶつかる。と思った瞬間、僕たちは百合姉ちゃんの夢に中に入っていた。 そこは見たこともないジャングルのようだ。 体にまとわりつくような湿気が。周りは深い森だ。あこがれの先輩が見れると思ったらこれだもんな。大人に近い、百合姉ちゃんの頭の中は複雑だ。百合姉ちゃんはどこに? 周りを見渡す。 「キャー」 突然大きな叫び声が。 「あそこにいる!」 僕は声のしたほうへ,飛んでいった。 そこには、パジャマ姿の百合姉ちゃんが、大きな蛇に睨まれていた。蛇に睨まれて身動きができないようだった。不気味な赤い舌がちょろちょろ見える。ジャングルにいる大きな蛇。アナコンダだ。 僕は怖くて震えていた。だって蛇は僕の最も苦手な生き物だから。 小さな蛇を見ても卒倒するくらい大,大嫌いだ。 その蛇が今、百合姉ちゃんと対峙している。 息詰まるような時間が過ぎていく。そろそろと蛇が、叫び声をあげてる百合姉ちゃんに近づいていく。そして大きな体を巻きつけようとしている。 えーい、ままよ。 「姉ちゃんをはなせ!」 僕は勇気を振り絞って、震える足で一歩踏み出し、目をつぶって怖いアナコンダにバッドを振り上げ夢中で何回も殴った そこにチビが噛みつき、ニャン助が引っ掻いた。大きなアナコンダがするすると百合姉ちゃんの体から退散した。 「やった!」僕らはアナコンダから百合姉ちゃんを守ったのだ。その瞬間、僕らの前から百合姉ちゃんだけが消えた、僕らは百合姉ちゃんの夢の中に取り残されたのだ。 なぜ?なぜ?僕は悪い頭で考えた。そういえば、姉ちゃんたちの夢食いのリサーチで、他人の夢を中断すると夢の中から戻ってこれないって。これのことだったんだ。 大変だ。僕は百合姉ちゃんの夢の中で、蛇をやっつけるためにバッドで殴った。その結果夢の中に取り残されてしまった。どうしたらいいのだろう?パニックに陥った僕を立ち直らせてくれたのが、おセキだった。 「ユメクイヲサガシダシテ」 おセキのいうことには夢食いを探し出して、で夢の出口まで追いかけていくという案だった。とにかく夢食いを探さないとらちが明かない。ジャングルを夢食いを探してさまよう。道なき道を歩いて僕たちは傷だらけになった。僕のお気に入りの野球のユニホームもぼろぼろだ。 「ガオー」 と突然ライオンが姿を現した。「ワンワン」 とチビが勇敢に立ち向かっていく。その勢いにライオンは恐れをなして逃げていった。 ゾウも「パーオン」と姿を現した。ゾウは僕たちに危害を加える気はないようだ。シマウマやキリンまでいる。まるで動物園だ。目の端を何か白いものが・・。夢食いだ。僕が殴ってから2週間余り。僕よりも大きくなっていた。夢を食べて大きくなったんだ。夢食いに逃げられないように大きく手を広げて通せんぼした。僕らに気づいて、ぎょっとしたように夢食いが止まった。 「またお前らか」 目をらんらんと光らせていった。 「百合姉ちゃんの夢の中に入って出られなくなっちゃったんだ。今度は殴らないからこの夢から出させて。お願い」 「あはっは。いい気味だ、お前らは永遠に夢の中でさ迷うのだ」 というなりジャングルに消えてしまった。 この後どうしよう?僕は途方に暮れてしまった。後にどくだみの香りが残った。 「ワオン」ちびが、任せとけといった。 そのどくだみの香りを嗅いで、チビの後に付いていく。遅れまいとむちゃくちゃに走った。 すると夢食いが空間の小さな穴に入っていくのが見えた。きっとそこが出口だと思った。 僕は消えそうな穴に頭を突っ込んだ。 僕の後にオセキとチビとニャン助も続いた。気づくと百合姉ちゃんのベッドの横にいた。 「万歳助かったぞ!」 僕たちは真夜中にも関わらず、大きな声で喝采をあげた。 そして、くたくたになった僕たちは各自の寝床にいって、ひたすら眠った。百合姉ちゃんは僕より遅く起きてきて、 「誠、昨日は夢の中で蛇を退治してくれてありがとう。ほんとに夢の中にいたのね」 「どういたしまして、でも勇気あったでしょう。蛇は大嫌いだったけど、姉ちゃんが巻きつかれて苦しそうだったから」 「ほんとに死ぬかと思ったわ。普通、蛇の夢を見ると縁起がいいといわれるけど・・。」 僕は昨日の夢の中で取り残されたことを姉ちゃんたちに説明したら、桃姉ちゃんが、 「誠、夢の中からよく出てこれたわね。感心、感心。チビのおかげだね」 傍らにいたチビの頭を撫ぜた。「クウーン」チビはうれしそうに尻尾を振った。 夢食いを退治するためにその夜からまたどくだみ作戦は続けられた。僕は今回のことからどんなに危なくても、夢を中断することはいけないことを学んだ。まして夢の中なのだから本人には危険はないということも。 じとじとと雨が続き、トタンに打ち付ける雨の音が眠りを誘う梅雨時、どくだみ効果かまた桃姉ちゃんが、 「助けて誠、また夢食いが私の夢の中に入り込んできたみたい」 といいだした。梅姉ちゃんじゃなくて桃姉ちゃんの夢のほうが夢食いにとってはおいしいのかも?そこで僕らはまた桃姉ちゃんのベッドの横でスタンバイした。 桃姉ちゃんは今度はどんな夢を見るのだろうか?願わくばゾウと格闘する夢はやめてもらいたい。ちょっとわくわく半分心配。 桃姉ちゃんの寝息が聞こえてきた。 おセキが「カメルラメル、イレムコウン・・」と呪文を唱えだした。 また床が揺れだして。僕らは無事桃姉ちゃんの夢の中に入り込んだ。 そこは中学校だった。僕は小学生だから中学校がどんな風になってるのか分からないが、英語の先生がいる。先生が試験の答案紙を一人一人に渡している。僕は桃姉ちゃんの答案紙を覗いてみた。そこには信じられないことが、なんと100点と書いてあったのだ。それを見て桃姉ちゃんが、飛びあがって喜んだ。そりゃ苦手な英語で満点を取れば喜ぶよな。 さあ夢食いはどこに?と周りを見回していたら突然、学校からどこかの家の中に。 古い時計が時を刻んでいる。プーンと薬の匂いがした。おじいちゃんが売薬さんだったので、おばあちゃんちは薬の匂いがした。分かった!ここはおばあちゃんちだ。 すごい!桃姉ちゃんの夢はダブルのようだ。 三人姉妹はまだ幼い。長女の百合姉ちゃんが、中学校の制服を着てるのを見れば中学生か。すると僕は?とみると4,5才だろう。 もうすでに、半ズボンをはいて男の子のように見える。自分でいうのもなんだけどかわいい。 桃姉ちゃんは昔のことを思い出しているらしい。若かりし頃のおばあちゃんが裏から取ってきた桃を差し出す。 「さあさあ、お食べ」 4人が先を争ってガブリと食べる。 それを見て僕はおばあちゃんちの桃が無性に食べたくなった。あの硬い桃はおいしかった。今は裏の桃の木も枯れてしまってない。
「大夢食いをやっつけろ!」 朝が来ない夜はない、陽はまた昇る、そのうちいいこともあるさ、なるようになる・・。 「ねえ、誠聞いて。昨日怖い夢を見ちゃったのよ」 朝、集団登校の時、隣の美佐子ちゃんが僕にいった。僕は美佐子ちゃんが怖い夢の話をするのを聞きながら、そういえば最近夢見てないなぁと思った。 よく考えるとここ2カ月ぐらい夢を見てない・夢とは不思議なもので、起きてからきっちり夢の内容を覚えてる時と、すっかり忘れている時がある。いつから夢を見なくなったのかもあやふやだ。 以前は大きな声で寝言をいって姉ちゃん達から笑われたこともあった。 僕は山崎誠。10歳、小学5年生。ところで僕はれっきとした女の子だ。 でもなぜ女の子なのに自分のこと僕というのかというと、僕の名前の「誠」の由来からである。僕は4人姉妹の4女である。まずは僕の家族を紹介しよう。 父親の山崎耕作。無類の巨人ファンで男の子が生まれたらキャチボールをするのが夢だったらしい、母親の明美、ちょぴりやかましいが、優しい肝っ玉かあちゃんである。長女の由里香、17歳、高校2年生。しっかり者で頼りになる知性的な美少女。次女の梅香、15歳、中学3年生。ちょっと抜けてるところが魅力のかわいい女の子。三女の桃香、13歳、中学1年生。お調子者だけど僕と一番気の合う女の子。その後に生まれたのが4女の僕である。父親が上3人女の子だったので、今度こそ男の子が生まれると信じて、誠と名前を決めていた。ところが生まれてきたのがまた女の子。がっくりきた父親は、誠と書いて「せい」と呼べるので、そのまま誠という名前にしたのだという。いい加減な父親である。 名は性格を表すというが、その通りで小さいころから男の子のようにやんちゃで、これまでスカートというものを履いたこともない。 男の子に交じって野球をしている女の子なのである。ちなみにまだ補欠である。でも小学6年生になったら絶対、ショートのポジション取ってやる。 真黒だし、髪型もショートヘアなので、今では僕をぱっと見て女の子だと気づく人は誰もいない。 田んぼに植え終わった細い苗が微風に揺れている。新緑の季節。庭の柿の葉っぱは目に鮮やかな黄緑色だ。周りの田んぼからかまびすしいほどカエルの声が聞こえてくる。 夜、桃姉ちゃんに聞いてみた。 桃姉ちゃんと僕は2段ベッドの上下に寝ている。 「桃姉ちゃん、このごろずーと夢見てない気がするんだけど」 「ずーとってどのくらい?」 「そうだなぁ。2カ月ぐらいかな?」 「そりゃ異常だわ。わたしなんか昨日もゾウと格闘してる夢見ちゃった」 「なんだよそれ」 そういえば、昨日下に寝ていた桃姉ちゃんが何か叫び声をあげてじたばたしていたのを覚えてる。 「やっぱり異常だよね。でも美佐子ちゃんに夢の話言われるまで、最近自分が夢見てないなんて思ってなかったから」 「夢って見てても自分では覚えてないってこと多いから」 「うーん、そうなんだけど・・。見てて覚えてないのとは違うような気がするんだ。例えば途中で途切れてしまうような」 「誠はバカだから見てても覚えてないんだよ」 「なんだと。だれがバカなんだ。そっちこそ数学の点数32点だったじゃんか、明日お母さんにいいつけてやる」 「誠それだけは勘弁して、お願い」 そしてその夜の二人の夢の話は脱線して終わった。 ところが翌日、桃姉ちゃんが友達から驚くべきことを聞いてきた。それは、夢食いという怪物がいるってことだ。そいつは最初は小さな小指ぐらいの姿なんだけど、夢を食べてどんどん大きくなっていくんだそうだ。そいつの好きなのは子供の夢で、大人の夢は嫌いなんだって。そう言われれば大人の夢は複雑そうだから嫌いなんだろうなと納得した。 そこで僕は学校に行って、そいつに関するうわさを聞いて回った。 でも知ってる友達はなく、 「夢食い。なにそれ?夢を食べる怪物?面白そう。」 とか、 「夢食い。パソコンで調べたら」 と相手にもしてもらえない。 僕は家に帰って、さっそく桃姉ちゃんのパソコンで「夢食い」で調べてみた。ちなみに僕は小学生なのでパソコンを買ってもらえないのである。でも使い方は知っている。 「夢食い」で検索してみると、見当違いのことしか載ってない。 そこで人はなぜ夢を見るのかという初歩的な疑問で検索してみた。 「人はなぜ夢を見るのか。脳は覚醒してるのに、体は休息モードに入っている睡眠のことをレム睡眠といい、夢を見るのはこのレム睡眠の時だといわれています。レム睡眠は睡眠中に何度かに分けて発生し、合計すると一晩に2時間ほどになります、つまり覚えているか否かは別にして、人は寝ている間に映画1本分くらいの夢を見ているものなのです。夢を見るレム睡眠は、赤ちゃんが最も長く年を取るにつれ短くなっていくのです。レム睡眠の時に夢を見ることによって、人間は1日に収集した膨大な情報を整理し、記憶として保存する必要があるものとないものに分類しているといわれています。睡眠時間が長くなると当然レム睡眠も長くなり、情報の整理に使える時間が長くなります。ストレスの原因になり嫌な出来事も一晩寝ればすっきりするのは、レム睡眠の間にそうした不愉快な情報は自分が楽しく生きていくには不要だと、脳が判断して記憶に定着させないようにしてるためと考えられています」 ふーん、夢を見るというのはたくさんの情報を整理して記憶に残しておくべきかそうじゃいかを判断するために必要だからなのか。 僕は自分の夢を取り戻すために、夢食いの退治に行くことを決心した。退治といっても完全に手探り状態である。しかも手本にしたのが、桃太郎。昔話の桃太郎はきび団子で、キジとサルと犬をゲットして鬼退治に出かけた。現代の桃太郎は僕、誠だ。 そして鬼ならぬ夢食い退治だ。しかも退治のおともになったのが、うちのペットたちのセキセイインコのオセキ。そして愛犬のチビととら猫のニャン助だ。みんな命名は桃姉ちゃんだ。センスのないのは父親譲りだ。ちなみにチビというけれど実際は大型犬のゴールデンリトリバーで立ち上がると僕よりもでかい。小さい頃,チビと呼んでたので自分の名前がチビだと信じてしまい、それ以外で呼んでも答えなかったのであきらめてチビになってしまったという経緯がある。3匹に僕と共に夢食いの退治にいってくれるかと尋ねたら「ガッテンダ」とオセキ。「ワン」とチビ。「ニャン」とニャン助が合意をしてくれた。セキセインコのオセキには夢の中に入るための呪文を。犬のチビには夢食いに噛みついてもらう。猫のニャン助には夢食いを引っ掻いてもらうという使命がある。 1週間ほど前から桃姉ちゃんが夢を見ても途中で終わってるような気がすると言い出した。夢食いは僕から桃姉ちゃんに乗り移ったのだと思う。僕も最初は夢を見ていても途中で終わってるような変な気分だったから。 「そりゃ絶対夢食いがきたんだよ」 そこで僕はその夜、桃姉ちゃんの夢の中に入って夢食いを退治すると宣言した。桃姉ちゃんは半信半疑で信じてないみたいだ。 「できるかできないか分からないけど、やってみる」 長袖のパンダ柄のパジャマを着ている桃姉ちゃんの横に僕はしましまの野球のユニホームを着て、野球バッドをもって3匹とスタンバイ。レム睡眠の時に夢に突入するのだ。 桃姉ちゃんはその格好に大笑い。 「誠、野球しに行くんじゃないんだから」 「だって、この格好だと動きやすいし、気合が入るから、バッドで夢食いを殴るんだ」 桃姉ちゃんはそばで見張られてるみたいで眠れないと文句を言っていたが、カエルの声が子守歌の役目をしたのか、やっと眠りに就いた。そろそろ突入時だ。相棒のセキセイインコのオセキが「カメルラメル、イレムコウン・・」とさえずり始めた。僕には何をいってるのか皆目分からないが、夢の中に入るための呪文みたいなものだろう。 ところがなにも起こらない。1日目はだめだった。あきらめかけた3日目に呪文を聞いていて、突然めまいがした。床が揺れて、天井が目に前に。ぶつかる、危ない!と思った瞬間、僕たちは桃姉ちゃんの夢の中に入ったらしい。らしいというのは、そこは見慣れたマクドナルドの店内だったからだ。 窓から差し込む明るい日差し、ざわざわと喧騒が・・。プーンとイイ匂いが。と思ったらなんと人に混じって豚やヤギ、ウサギなどが服を着て椅子に座ってる。 アッ、自動ドアから今入ってきたのは武と俊だ。野球の練習の帰りだろう。 「いらっしゃいませ」 見なれたスタッフのお姉さんの声が聞こえた。 二人は野球のユニフォーム姿で、汗臭い匂いをさせて、スタッフのお姉さんにチーズバーガーとコカコーラとポテトを頼んだ。別に豚やうさぎが座っていても平気のようだ。それどころか豚とハイタッチをやらかしている。ちゃんと「元気か?」とか話している。さすが桃姉ちゃん、夢の中ではなんでもありなのだ。 それより桃姉ちゃんはどこだろう。と店内を見回す。 あっ、みっつけた。窓際に友達の由香ちゃんと向かい合って座っている。桃姉ちゃんのテーブルの上には今話題のカルフォニアバーガーが山盛りとコーヒーが置いてある。あんなに頼んで食べられるか?と見ていると幸せそうな顔をしてむしゃむしゃと食べ始めた。 あっという間に1個を食べ終えた。そしてコーヒーを飲みながら2個目に突入。二人はお喋りしながら食べ続ける。3個。4個。5個。そんなに食べて大丈夫なのか。またバーガーに手を伸ばす。その食べっぷりを見てチビはよだれを出している。僕もおなかがすいてきた。そして信じられないことに10個目のバーガーが桃姉ちゃんのおなかに収まった。 口の周りのケチャプをペーパーで拭く。そこで終わったと思ってたら、また立ちあがってスッタフのお姉さんのところへいった。 「アップルパイ5個お願いします」 あんなに食べて、だれも止めない。異常だ。アッ、これは夢の中のだと認識する。なんと桃姉ちゃんはバーガーを10個とアップルパイを5個食べている夢を見ているのだ。 ところで夢食いはどこだろう。僕たちはきょろきょろと周りを見渡す。 「ワオン。ワオン」 と突然チビがある空間を見て吠えだした。そこには、白いマントを頭からかぶり、目はらんらんと光り,鼻はない。そして横に開いた大きな口。その格好は僕が想像してたものと同じだが、身長は僕が想像してたのよりずっと小さい。僕の身長の半分ぐらいか。 「みつけた!夢食いだ」 と僕はあまりの小ささに拍子抜けしてしまった。そしてこんなに小さいなら一撃でやっつけられると踏んだ。 夢食いは、眼光鋭く僕を睨んで 「お前俺が見えるのか?」と聞いてきた。 「ああ、ちゃんと見えるよ。僕たちはお前を退治しにやってきたんだ」 といった瞬間、僕は拳固を振りあげた。 ボム!拳固が夢食いに当たった。 「やったぞ!」 僕は喜んだ。ところが手に当たった感触が残ってるのに夢食いは姿を消してしまった・。 「しまった。逃げられた」 急いで回りを見まわした。そこには何もなかったようにアップルパイをほおばってる桃姉ちゃんがいた。 桃姉ちゃんは、今、夢食いと僕がけんかしていたことを知らないようだった。そして僕らはいつのまにか元のベッドの横に立っていた。その時点で夢から脱出したようだ。 桃姉ちゃんは大の字で寝ている。夢食いが小さかったので、侮ってしまった頃が敗因みたいだ。今回は夢食いの退治に失敗したようだ。 翌朝、寝不足の僕は「誠、起きろ!」との桃姉ちゃんの耳元での大きな声で飛び起きた。 「それで誠、昨日は夢食い退治した?昨日は由香ちゃんとバーガーたくさん食べた夢見たけど」 「桃姉ちゃんの夢の中に入って夢食いを見つけて拳固で殴ったんだけど、逃げられちゃったんだ」 「そうなんだ。誠が私の夢の中に入ってきたという認識はなかったけど」 「そうみたいだね。僕、夢食いが小さかったから油断してたんだ」 「夢食いって小さいの?」 「まだ夢を食べてないから・・。かな?これから大きくなるんだと思うよ」 「私起きてからげっぷが出たよ」
今日は朝から雷が鳴ってる。 でも久しぶりの雨なので、畑に水をやらなくていいと父が喜んでいます。 昨日の女子バレー見ましたか? 私はかじりついて見てました。 結果は3対2で日本が負けました。 負けたけど、2セット取った時点で五輪出場決定。 3セット目で2セット取ったので気が緩んだのかセルビアには負けた。 せっかく決定したのだから、勝利したかった。 最終決定戦では、ロシア、韓国、セルビアに負けて4位。 ギリギリで五輪に出れる。 でもこの内容では、五輪にいってもすぐに負けると思う。 身長が平均190センチ越えのロシアやセルビア。 確かに日本のレシーブはすばらしかった。 しかし・・である。 五輪は出場することに意義があるとはいえ、やはり勝ってほしい。 ロンドン五輪は7月27日から。 日本は何個メダルを取れるのだろう? あまり期待してないけど楽しみ!!
今日はいい天気。 セニアカーに乗って、のびのびに行ってきました。 ところで最近朝になると廊下の下のほうにに白い蛾が3,4匹。 死んでいるのもいるし、生きているのもいる。 ![]() 夜に廊下の光に寄ってくるみたいだ。 どこから入ってくるのか分からないし、何が原因なのかも分からない。 きっと床下から湧いてくるのだと思うが、気味が悪い。 別に悪さするわけでもないけど・・。 蝶なら手でつかめるけど、蛾はつかめない。 とにかく暑くなると蛾は生きていられなくなるらしいので、それまでの辛抱。 これからゴキブリやムカデが出てくる季節だ。 昨日も大きなムカデが目の前を通り過ぎていった。 急いでアースジェットを探してる間にどこかにいっちゃいました。 暖かくなると害虫が急に活発になるので、これからが心配。
今朝富山でも7時半ごろに金環日食が見られました。 でも私は日食用のフィルムを買ってない。 で、用意したのが下敷き。 小学校の時の下敷きがあったので・・。 だいぶ古いので見られるか心配だったけど、どうにか見れた。 でもうっすらとしか分からなかった。 だから余り感動しなかった。 TVでやってるみたいにあんなにはっきり見えなかった。 今度富山で見れるのは2041年だつて。 それまで生きてられるか? ところで皆既日食と金環日食の違い分かりますか。 調べてみた。 地球から見ると、月と太陽はほとんど同じ大きさに見えるが、月と地球の距離は36万kmから40万kmまで変化するので、月が太陽すべて隠す皆既日食になったり、隠しきれない金環日食になったりする。 皆既日食だと太陽が月に完全にかくれるから一瞬暗くなるのでしょうね。 金環日食は、目で見ても分からないけど太陽がかくれる瞬間、温度が2,3度低くなるらしい。 日本全国金環日食で盛り上がりましたよね。
今日は最高にいい天気だった。 でもどこへも出かけず・・。 土曜日なので仕事が半日の友達と一緒に餃子を作った。 今は旬の春キャベツがうちでも取れたのだ。 お昼過ぎにキャベツを細かく刻んでおいた。 友達がニンニクと合挽き肉と餃子の皮を買ってきてくれた。 早速、肉とひき肉を混ぜて揉んだ。 そして具を皮に包んでいく。 めったに家で餃子を作ったことがないので、皮の包み方も下手。 で、40個もできた。 いつもは味の素の冷凍餃子を食べているので・・。 でも自分で作った餃子はおいしかったです。 ![]()
今日は久しぶりにのびのびへ行ってきました。 5月に入ってから初めて。 今日の天気は非常に変わりやすく、午前中急に雨が降って雷がなったと思ってたら、午後からいい天気だった。 もちろんセニアカーで。 途中、遊ばせてある田んぼにはヒメジョオンがたくさん咲いていた。 ![]() ヒメジョオンは漢字に直すと「姫女菀」となる。「姫」は「小さい」、「女菀」は「中国産の野草」を表す。小さいシオン(紫菀)の一種であり、別種のヒメシオンと区別するために「ヒメジョオン」という名前が付いたという説もある 雑草と侮るなかれ、 たくさん固まって咲いていると白いお花畑みたいだ。 児童文学賞に応募する作品を書き上げて、薬剤師の友達と旦那さんにアドバイスしてもらうためにのびのびまで原稿を取りに来てもらった。 といっても、のびのびと友達が勤めている薬局とは同じ病院の系列なので、すぐ隣の建物、 3時のおやつの時に薬局からすぐに取りに来てくれた。 今年はぜひ第一次予選を通過したいものだ。 またできたら載せますので読んでね。
ここ2,3日、寒い。 サムィサムィ(((p'д'q)))プルプル!! 気温は13度、から15度。 3月下旬から4月上旬。 外は真っ白。のわけないか。。 このところ異常気象が続いている。 竜巻や落雷、大雨。 富山でも落雷によって一人亡くなった。 どこかに落ちたなと思ってたらやっぱり。 田んぼにいてトラクターに落ちたらしい。 恐ろしいーー。 竜巻だって、積乱雲が発達したら危ないという。 積乱雲といえば夏。 という常識は通用しないらしい。 どこで起きるか分からないから怖い。 とにかく寒い!! 冬物片付けようとしてたのに(怠惰のためのびのびしてる)また引っ張り出して使ってる。 ストーブも電気毛布も・・。 ほんとに寒い地域の人たちって、半年の間ストーブにお世話にならなければならないのだから、それだけお金がかかる。損だよね。 │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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