
その昔、うる星やつらのラムちゃんのコスプレで一世を風靡した一本木蛮さんの、当時を振り返る漫画。一本木版「アオイホノオ」ですな。島本和彦先生も大絶賛。
舞台は、1982年というから、もう30年も経ってしまったんですね。10年ひと昔と言うが、3昔ぐらになってしまいました。でも、おたくな人たちのやっていることって、あまり変わらないような気がする。「アオイホノオ」と違って、当時の風俗に注が結構入るので、そう言えばそんなこともあったかと思い出したりできます。蛮さん日記でも付けてたんでしょうか。
のっけから、「アウシタン」と「ろーでぃすと」の話が出ますが、コントなんかの文章書いてる人がどちらかと言うとアウシタンで、イラスト描く人はろーでぃすとのような気がする。「マイキャラ」のコーナーとか人気でしたからね。私は、ろーどを読んでいたのですが、そのうち、編集部に出入りする常連の人たちの内輪受けが鼻に付くようになって、やめちゃったかな。1巻では触れられてないけど、主人公はこの後、「ふぁんろーど」でコスプレが取り上げられることになるはず。
主人公の十兵衛のアニメ、漫画に対する反応がとてもいいので、登場人物の一人で同人誌を主宰する副田くんは、十兵衛のことが「欲しい!!」と思ってしまいます。彼女にかと思ったけど同人誌の描き手として十兵衛のことを欲していたのです。このへんの純粋さも時代かなと思う。でも、十兵衛見てると、おたくな彼女が欲しいと思うでしょう。雑誌に載せる同人誌販売のお知らせも個人の住所・氏名がだだ漏れだった時代なのですが、悪いことをしようと考える人は、まずいなくて、社会の抑制が効いてた時代でしたね。
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